活動内容:探検
入洞洞窟:うさぎ穴(新洞)
場所:奈良県川上村伯母谷某所
日程:2019/7/7
参加者:縣、おかざ
使用車両:各自
会計:各自
グルメ:きぬがさ(吉野町)
記録:おかざ
一昨年の2017年7月に、チカノさん、吉本さん、縣さんと新洞探査に行って発見された新洞。
私はこの洞窟の発見時の記憶があまりなくて、伯母谷のループ橋の下の駐車場所も、大曲滝も、沢の登り始めも、その場所へ行ってみれば確かに覚えているのだけれど、どんな洞窟だったかわからないまま現地へ。
駐車場から大曲滝の脇を上がって沢を登り、谷の斜面をトラバースすること約1時間。3Mくらいの崖の上にその洞窟はある。小さくて見えにくい入り口だが、段差の下からは水が流れて出ていて、洞窟からは冷気がびゅーびゅー出ている。(洞窟内の気温は1年中ほとんど変化がないので、夏は、外気より涼しい洞内の空気が流出する。わ~涼しい~というのは一瞬で、中でじっとしていると寒いくらい。)
発見者の縣さんが狭い狭いと言いながら、5~6m進んだところで、「狭すぎるので選手交代~」と後方で待機している私に声がかかる。私は狭洞要員なので、天井が低いところや幅が狭いところは私が先導。風の出処を追って10mくらい前進すると、左への直角カーブでかつ幅30センチくらいというエグいポイントが登場した。ところが、隙間に上半身を突っ込んで先を覗いてみると、カーブの先に広そうな空間が見えるので、これは先を見に行かざるを得ない(ディギングの道具持ってもう一度来るのも大変だし)となって、なんとか身体をあーだこーだして、抜ける。先月の峰山も同じようなことになったけど、私はぎりぎり通れても縣さんは通れないので、縣さんが岩のでっぱりを削っている間、私だけ先を見に行く。洞窟は上方へと進むトレンチで、立って歩ける位広くなったかと思えば、再び30センチくらいの隙間を抜けたり、天井の低い砂利道を這いつくばったりが続く。結局50~60mくらいのところで、岩が隙間をびっちり埋めている壁に直面。壁の向こうから水が流れている音が聞こえるが、人間はこれ以上は進めない。
引き返していると、隙間を抜けて奥へ向かう縣さんと合流したので、そのまま入り口へ戻る。途中、縣さんが、動物の下顎の骨を発見した。前歯が一本だけ、上に向かって湾曲しているので、げっ歯類の骨だと思われた。帰って調べて、たぶんうさぎの骨だろうとなり、本洞は「うさぎ穴」と命名された。探検の所要時間は2時間くらいだった。
午後は、雨後で増水気味の吉野川をパックラフトでダウンリバー活動。私はスキルが足りなくて、連続瀬で轟沈した。
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