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活動内容:測量
日程:2020/9/26㈯-27㈰
入洞洞窟:てんご穴
場所:岐阜県山県市
天候:小春日和
天候:小春日和
参加者:近野、ヨシモト、おか
使用車両:ヨシモトカー おかカー+チャリ 近野カー+チャリ
会計:なし
グルメ:カップラーメン、3ヶ月前に賞味期限切れたバナナカステラ(近野)、よしもとさんがパシってくれたおにぎり(具指定)など
記録:おか
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コロナで春からしばし休止していたてんごの測量。7月も、大雨による土砂崩れで延期になっていた。道路の復旧を待つも、年内には工事は終了しないとの情報を得て、「待っててもラチが開かない」と手前から歩いていく覚悟での再計画となった。
参加者は測量コアメンバー3人。ゲストが来てくれないのは寂しいが、三密回避のこともあるし、黙々と作業が進むので、スピード重視で考えればこれはこれで効率的である。
第1日目:8時半から土砂崩れの工事が始まるので、それまでに工事現場を通過せねばならないとのことで早めの行動開始。現場手前の空き地に車を止め、昨日の雨で増水した川を見ながら歩いていく。土砂崩れの箇所は湧き水手前の一箇所だけだったが、途中反対斜面から川にデカい岩が落ちてきたりして、やっぱり周辺の地盤は不安定なようだ。35分くらいかかって、ようやくいつもの駐車場に到着。山道には元気な小ヒルたちがうよっている。虫よけを忘れてきたので、足元を念入りにチェックしながら歩いたのに、気がついたら右手の軍手の下に潜り込んでいた(泣)。
1日目は、ヨシモトさんは未測量の水流部を、近野さんとおかで最奥部を測量することになった。
奥までの道のりはもう慣れたもので洞口から1時間くらい。水の溜まった狭道や、砂利の匍匐やら、所々テンションの下がるポイントを超え、最奥の中でも最上流の上の方にある測量箇所に到着する。
近野さんによれば、今日の測量箇所は旧測図には載っていない新空間で、けっこう大きいと聞いていたので、初見の私は楽しみにしている。
ところが、ルートがなかなか見つからない。近野さんが黙々と探している間、二日酔い気味の私は岩の上でうつらうつらしていた。やり残し箇所を測量したりしている内に、午後になって、私の体内アルコールはようやく洞内に発散され調子を取り戻した。
私達がすっかり見逃していた目的のルートは、岩が危うい感じでひっかかり、積み重なった隙間から急斜面をあがっていくところだった。斜面を上がりきって小さなホールに出たと思ったら、その奥には天井が15mくらいある大きなパッセージが出現した。広々としていて、乾いていて、全然違う洞窟にいる雰囲気だ。全体的に平らかなてんご穴の中の最上部に位置する、旧いパッセージのようだ。
結局、残り時間が少なく、下流側を一通り終わらせたところでタイムリミット。引き返し、洞口を出たのは9時頃だった。
駐車場に着くと、ヨシモトさんはもう車に戻っていた。測量計の調子が悪く、途中で諦めて帰ってきたらしい。空き地には、チカラシバ(とヨシモトさんが名前を教えてくれた)という強靭な雑草が群生していて、歩くのにちょっと邪魔だったけれど、今の季節は虫がいないし、気温も快適だ。
ご飯を食べ、車中泊の準備を整えて就寝。
第2日目:昨日、道路上の土砂崩れは一箇所だけだとわかったので、自転車を持ってきた近野さんとおかは土砂のところだけ抱えて歩いて、あとは楽々サイクリングで向かうことにした。円原川は伏流水で人気で、こんな天気の良い日であれば、たいてい水を汲みに来たり写真撮ったりしている人がいるが、今は工事のため誰も来ないので静かだ。
川の水の透明度が高くて、所々青や緑に光っていて美しい。普段なら横目に見つつ車でスルーしてしまう湧き水ポイントなんかも、自転車だとちょっと止めて見に行ったりできてしまう。楽しい。うっかり洞窟という目的地を忘れそうになったが、今日もしぶしぶテンションサゲルートを最奥へと向かう。今日は、最奥上層をできるだけ終わらせるべく、3人で測量をやることにした。
今日のメインである上流ルートは上へと向かっていくルートだ。ちょっとしたクライミングポイントを「嫌~」とか「え~」とか言いながら、なんだかんだ登っていく非体育会系女子探検家たち。
測量は順調に進んだが、今日は夕方5時出洞予定なので余裕がなく、上層の支洞を2つ残して終了となった。どうせまだ測量しなきゃいけないところが何箇所かあるし…。一体あと何回来なきゃいけないのだろう~と指折りカウントする。前回「セミファイナル」と銘打ったのに、そっからが終わりそうでなかなか終わらないのである。
車の往来がないのをいいことに、夕暮れのゆるい下り坂を自転車で疾走し、爽やかに車に帰還した。工事中にまた自転車で来てもいいな~と意外な収穫を得た気分だった。
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