2019年11月19日火曜日

【活動・測量】てんごの穴測量 第6回かんむぎプロジェクト(2019.10.27)

活動内容:測量

入洞洞窟:てんご穴
場所:岐阜県山県市
日程:2019/10/27
参加者:吉本、おかざ、Fさん
協力:洞口地主様、地元自治会長様
使用車両:吉本カー、おかざカー
会計:なし
宿泊:なし
グルメ:なし
記録:

もう6回も来ているのに、測量が終わらないとは…。
てんごの穴は、竪穴部分があったり、地味に濡れたり、狭かったりとじわじわ辛い洞窟である。
そんな所まで測量に来たいなんて人はそうそういないのである。

でも、時々、ペーパーレス測量をやってみたいと思ってなのか、岐阜のマイナーな穴に入ってみたいと思うのか、わざわざ遠方から手伝いに来てくれる人が、チーム外から現れるのである。拝みたいくらいにありがたい。

東京の大学探検部員であるFさんも、そんな一人である。たった1日の活動のために、前日に名古屋入りして来てくれた。朝、待ち合わせの大垣駅に行くと、ペーパーレス測量の講習会に来てくれた見覚えのある顔があった。そういえば、Fさんは講習会のアンケートに新洞探査が好きと書いた珍しい人だったので覚えている。

色々と関東の大学の探検部事情などを伺いながら現地へ向かう。関東には洞窟が少ないので東北地方まで行って活動しているらしく、結構大変そうだ。

美山支所にて吉本さんと合流し、地主さんに鍵を借りて、いつもの通り現地へGO。
1日しかなくて3人しか居ないので、中途半端に終わるよりは、やり切れそうなところを狙うことにして、半分くらい進んだところの支洞を測量することにした。
今回は私がスケッチ係を引き受けたので、ポインターの吉本さんを先頭に、Fさんに測量計をお願いして、私は後からついていく。
支洞に入ると、さっそく既存の測図には載っていない部分が登場。吉本さんが、狭い通路の先の方でもがいている音がする。Fさんも続いていこうとするが、何度か試して諦めたようだ。まだ先は続いているようなので、スケッチ係としては見に行くしかない。Fさんには待っててもらうことにして、通過しようとしたが、上方にあがるのに、かろうじて胸が通るくらいの薄っぺらい空間だ。狭洞マスターを自認する私も、おいおい本当に上がれるのかいなと不安になった。手と足がかかる場所を探して少しずつ上がる。こういうのは、過ぎてしまえば別にという感じだが、その前に心が折れたら行けない、てなものである。

前日に降った雨のせいで洞内の滴下水も多く、全体的につらい活動だった。東北でもっと小さな規模の洞窟に行くことが多いFさんは、どこまで行ってもまだ終わらない~という洞窟が珍しそうだった。

支洞の測量を終わらせることばかり考えていて、写真を撮るのも忘れていた。

Fさんは、卒業後の就職は決まっているけど、勤務先エリアを自由に選べるとかで(いい会社や!)、まだどこに行くか決めていないらしい。私がインドネシア遠征の話をしていたら、Fさんもインドネシアの某島にあるらしい火山洞窟に、少ない手がかりを元に行ってみたいとずっと思っているという野望を話してくれた。就職しても、探検への情熱を忘れずにいてほしいなあと、岐阜駅で夜行バスに乗る前にラーメンを食べるといって元気に下車していったFさんを見送った。

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