4/28-5/1 新潟活動(感想)
アプローチ、標高が高いところは雪が残っているけれど、すでにヤブが繁茂し始めており、時々ツル植物に絡め取られて辛かった。周辺は落とし穴のような穴だらけで一々入っていたらキリがない。しかし壁がサザレ石でできた洞窟があって、それはあまり見たことがなかったので珍しかった。
洞内の狭いトレンチで、中層くらいをキープしないと通れないのだが、気を抜くとずるずる下に落ちていく。昔、広島の洞窟でそうやって腰がハマって上がれなくなったことを思い出して怖かった。行きは下りなのでまだ良かったけれど、帰りは上りでしんどかった。
竪穴部分はすごかったけど濡れた。ドロドロにもなった。テンバが洞口に近くて、そこそこ平らなのはよかった。
途中まで測量したものの、支洞が多くて到底終わりそうにないので途中で探検メインに切り替えた。
5/3-5/7 熊本~宮崎活動(感想)
2日目夕方に、東京スペ御一行が同じ洞窟に入ろうと来られたらしかったが、洞口にロープが張ってあるのを見て、帰ったらしい。来ることを知らなかったとはいえ、後から聞いて、1時間半も山を登って、手ぶらで帰ったのは気の毒だと思った。
その後、御一行には路上で遭遇し、そしてその2日後にも球泉洞で出会ったのであった。
4名参加、内1名は元気を失くして3日目に離脱してしまった。どんなこともあまり楽しいと思えなくなった、と言ってた。コロナが終わって5月病になる人が多いと聞くけど、それだろうか。参加者が少ないのは寂しい。
既存洞窟の新支洞を探検した。最初の方がすごく狭い。狭いところは得意な方だと自負しているが、Y氏とA氏の後を付いていくと、時々とんでもなく狭いところを通過しており、後から行くにもかかわらず本当に通れるのだろうかと不安になる時がある。
もじゃもじゃのモモジロコウモリが、人間が近くを通っても微動だにせず、翌日も同じ場所にぶら下がっていた。もしかして死んでいたのだろうか。
ホールは立派だった。落盤帯は、うっかりするとすべての岩が崩落するんじゃないかと、かなり危うかった。最奥には見たことないくらい洞窟サンゴでびっしり埋めつくされたトレンチがあった。
雨が多く、3日~4日目は山を降りて、車での石灰岩エリアや既存洞の確認に費やした。八代に近い竜峰山は眺めがよく人気の登山スポットだった。
球泉洞や白滝鍾乳洞、黒仁田洞などの観光(準観光)洞窟にも行った。
R2年の球磨川の氾濫の爪痕が残る人吉で、馬肉料理屋さんに行ったり、餃子を食べたりした。どちらも水害後に建て直された新しい店舗で営業されていた。2階まで浸水したという。
時が止まったかのような激渋・レトロな鶴亀温泉は、水害前の建物のまま営業されており、泉質も含めすごくよかった。
最終日は雨の中、新洞の探検と測量をした。滴下水が多い中での測量は、水滴でスマホの画面が思うように動かなかったり、測量計が湿気でやられたりと大変だった。残念ながら洞窟は狭くなって終わり、測量も帰る時間ギリギリで終わった。
新しくなった熊本空港で飲んだ天草のクラフトビールがたいそう美味しかった。雨で飛行機の出発が遅れ、そのせいで伊丹空港から出る最終バスに間に合わず、電車を乗り継いで帰り、土砂降りの中、駅から歩いて家に帰った。
おかざ