2020年3月8日日曜日

【探検、学習】小堀谷鍾乳洞、根堅鍾乳洞(2020/02/01)

活動内容:小堀谷鍾乳洞、根堅鍾乳洞、その他
場所:静岡県浜松市
日程:2月1日(日)
参加者:稲垣さん(洞窟仙人)、たたみんさん、マサさん、中西さん、ゆーかちゃん、おざわ
使用車両:稲垣カー・たたみんかー・中西カー・おざわカー
会計:なし
グルメ:浜松餃子
電波: 洞窟内でも電波アリだったような気がする。
注意点: 特になし


はじめまして、おざわと申します。
JETでの初めてのブログとなります。
あまり専門的なことは書けませんが
よろしくお願いします。

=========以下日記本編==========

JETの正式な入隊は覚えていないが、
1年、いや、半年も経っていない頃、

マサさんから

「中国の水墨画みたいな山に住んでいる風(ふう)の
 洞窟仙人と今度洞窟行くんだけど、
 良かったらおざわ君も来ない?」

とのお誘いがあった。

中国の水墨画みたいな山に住んでいる風(ふう)の洞窟仙人!?

こんな情報量の多いパンチある一文は久しぶりだ。
どこからツッコんでいいのか分からないくらいに
いろいろな情報が詰め込まれすぎている。

もちろん返事は

「YES」

いち探検家として、
いや...ひとりの人間として、
この洞窟仙人に会わないという選択肢を選ぶにはまだ若すぎる。

むしろこの日は「洞窟に行く」というよりも、
「洞窟仙人に会いに行った」と記載した方が、
当時の自分の感情的に正しい気がする。

それだけ僕の中での「洞窟仙人」というワードは
強力なものだったのだ。


もとより、吉田勝次隊長に憧れてこのJETに入隊したのに、
このチームには隊長をしのぐ「仙人」がいるなんて。

この期待値はとてもじゃないが計り知れない。
探索当日の僕は、夏休みを目前に控えた小学生男子のような気持ちで
浜松に乗り込むのであった。


【2020/02/01明朝】

僕は神奈川からマイカーで
浜松に行く予定だったのだが、
急遽マサさんから、

「もう一人関東からJETの女の子(ゆーかちゃん)も
 浜松の洞窟探索に参加したいとのことだから、
 一緒に乗せてきてもらっていい?」

と、ちょっとしたおつかいを頼まれた。

ゆーかちゃんとは初対面。
初対面の女の子を乗せて神奈川から浜松までの3時間ドライブとは...


これはあれだ。

「話題が尽きないように
 あれこれいろいろ話題を提供しなければ!」

といった万策を講じるつもりだった。


ただゆーかちゃんは予想に反し、
僕の車に乗るとすぐに爆睡した。

かなり早い段階でまぶたを閉じたまま、
目的地に着くまで二度と起きることはなかった。

どんなにスピードを出そうが、
車体がぐらぐら揺れようが、
僕がトイレ休憩に行こうが、
まったく起きる気配はない。

寝息は聞こえるので生存はかろうじで確認できたのだが、
とにかく、探検家としての貫禄はもう横綱クラスであった。


【2020/02/01 9:00】

静岡県浜松市にある根堅遺跡の駐車場に全員が集合。

僕らだけ30分遅刻。

ゆーかちゃんは目的地についても
一向に起きる気配はなく、たたみんさんに

「おみゃあいつまで寝とるんじゃ」とたたき起こされ、
そこで本日初めて太陽を目の当たりにした。


======以下人物紹介(探索とは関係ないので興味ない方はスルーしてね)======

集合場所で初めて洞窟仙人の稲垣さんと会う。
話を聞くと初めて洞窟に入ったのは中学2年生、
洞窟歴は圧巻40年の匠。

風貌はというと、
これほどまでに「仙人」という言葉がピッタリな方に、
僕は今まで会ったことがない。

それほど、「仙人」という言葉が似あう方であった。

なんでも、以前は水中でう○こをして、
それが拡散しないように上手に水中で回収するというトレーニングを
ぼにゃさんという方と一緒に行っていたらしい。

世の中はまだまだ知らないことだらけだと痛感させられた。


そして、その横にいたのがたたみんさん。
たたみんさんともこの日初対面であったのではじめまして。


たたみんさんのJET歴も折り紙付きで、
数々の修羅場を潜り抜けっているのが即座に分かった。

そして、話を聞いているうちに
外見はとてもおだやかそうに見えて、
かなり武闘派であることも分かった。
   ・・・

とにかく、頭からお尻まで話す会話すべてが面白い方であった。


そして、今回の探索の企画者であるマサさん。

すごく常識人。

話もとても分かりやすく、
個々の個性が強すぎると予想されるJETには
必要不可欠な人材であるに違いないことであろう。

いかに洞窟に理解のない奥さんを説得しながら
活動するにはどうすればいいかについての秘訣を
いろいろと教えてくれた。

いろいろと苦労されているようだ。


そして、これまたはじめましての中西さん。

僕と年齢も近く、
ほぼ同じタイミングで入隊したので
勝手に同期だと思っている。

すごくひょんなことから
JETに入隊したエピソードを持っていて、
吉田さん家と家がかなり近いらしい。

おニューのケイビングスーツが羨ましかった。


そして先ほどまったく起きなかったゆーかちゃん。

某大学の探検部の女の子。
一度寝たら何が起ころうとも起きない。


前日、猛吹雪の雪山にいたらしく、
帰宅した直後、家にも帰らずその足で僕の車に乗り込んだから、
という理由で眠たかったらしい。

「若い」ってすばらしいなって思った。

JETに入隊するために、
いきなり吉田隊長にDMを送って今に至るらしい。


======以上人物紹介======


さて、このメンバーで最初に向かったのが

小堀谷鍾乳洞





歩道もしっかり整備されているため
着替えるまでもないと踏んだたたみんさんは
私服に長靴という田植えスタイルで洞窟に入っていった。

 中はこんな感じ
 ↓  ↓  ↓




ここで洞窟仙人の稲垣さんが

・洞窟の起こり、成り立ち
・洞窟を形成する成分
・洞窟の生物たち
・なぜ中の温度は一定なのか

などなど、
丁寧に教えてくれた。

マサさんはこれを
「稲垣塾」と呼んでいたが、
確かにそうだ。

とてもタメになる洞窟の話を
一切の金にもならないのに
こうして僕たちに教えてくれるのだ。

JETすげえ!本当すげえ!
活動だけでなく、知識も伴っている。
このチームは、大いに成長できるぞ!
いろいろ吸収しよう!

僕はそう、確信した。

ところどころでたたみんさんが
誰が聞いても分かる嘘を交えての
「稲垣塾」は、最高のまま終了。

と同時に、

「稲垣さん、すごいな...
 この人はいったい何者なんだ
 (知識が凄すぎて)」

という疑問も肥大化していった。


稲垣塾の様子を捉えた貴重な写真
 ↓  ↓  ↓  ↓



その次に向かったのが、
名前を忘れてしまったが、
とても面白い洞窟でした。

この洞窟で、すごく狭い道があったので、
頑張って通過した時の動画です。
↓  ↓  ↓


閉所恐怖症を患っている僕にとって、
こういう細い通路はPTSDを発症しかねません。

ただ、ゆーかちゃんと中西さんはスルスルと簡単に進んでいました。

どうやらこのような細道は、
体つきも大きく影響するようです。

稲垣さん曰く、

「ここの通路は、
 技術よりも精神の強さの方が大事」とのこと。

また、

「最上級に狭い道を10とすると、
 今回の通路の狭さは6~7くらい」

とも言っていた。

この言葉には内心ホッとしたものである。

「こんな道、1だよ1。
 狭いと思うこと自体間違ってる」

こんな風に言われたら、
引退の2文字が脳裏をよぎったことであろう。

そうか、この通路は狭かったんだ!
やっぱりそうなんだ。仙人が言うんだから間違いない!
ということで、とにもかくにも僕は大きく安心したのだった。

ちょろいものである。


ただ、ドラクエなどで
洞窟で闘う描写などがあるが、ありゃ無理だよね。
こんな細道では闘えるわけがない。

体がつまっているところを
スライムにボコされておしまいだ。

あれはあくまでファンタジー。
勇者も一度是非、体を詰まらせてほしい。


無事(?)狭い道の新人研修を終えた僕たちは、
稲垣さんお墨付きの浜松餃子のお店でお昼を食べた。


昼食は2組に分かれ、
僕のテーブルには

・たたみんさん
・稲垣さん

が座った。

今日会ったばかりの僕でもわかる。
この2人のキャラは濃い。とにかく濃い。

食の細い人だったら間違いなく吐いてるだろう。
そのくらい濃い。

そんな二人と食べたラーメンと浜松餃子は、
すごくおいしかったし、話してくれる内容がすべて面白くて、
いい意味で話しているのがしんどかったほどだ。

JETが起こしてきた珍ハプニングや
洞窟での危なっかしい話、
たたみんさんの隠しきれない武闘派色の濃い話など
とにかく最高だった。

そんな感じでおなか一杯になったところで、
新たな洞窟へ足を運びます。


名前は伏せます。



すごく特徴的な岩のキッチン戸棚がありました。

ここでも稲垣さんのセミナーが開催され、
洞窟や地底湖のあれやこれやを学びます。


稲垣さんはここを
潜水で先に進んだことがあるとのこと。

仙人の話す洞窟の豆知識は
合コンではウケないかもしれないが、
探検家のソウルを持った僕たちには
とても響いた。


片耳にイヤホンを指して説明を聞く
観光鍾乳洞のリアルボイスVerを想像してみてほしい。
稲垣塾とは、なんとも贅沢なものである。


ただ、たたみんさんかマサさんか
どっちが言ったのか忘れたが、

稲垣さんが新しくJETに入った方に
いろいろ洞窟について説明したいから
少しだけ時間をちょうだいと言って、

そのまま4時間も洞窟から出てこなかったらしく
吉田さんが「なげえ」とブチ切れた逸話があるとのこと。

4時間...凄すぎる。
さぞ濃密なセミナーであったに違いない。


この洞窟を最後にたたみんさんは
「カーリング(?)があるから」と言って
帰っていきました。


たたみんさんが帰った後、
僕たちが最後に向かった洞窟が、
根堅鍾乳洞。

入り口がこれです。
↓  ↓  ↓


立っているのがマサさん。
お尻がボロボロなのは男の勲章のようだ。


実はこの洞窟でちょっとした事件が起きました。

僕はこの洞窟に

・GoPro
・8,000lmの懐中電灯
・ハウジングで包んだカメラ

の豪華3点セットを持ち込んだのだが、
とにかくこれが邪魔で仕方がなかった。

基本的に洞窟内では
いかに身軽になるか。

これがかなり重要らしく、
この3つのバリューセットは
今回の洞窟活動の大きな弊害になった。

本当に邪魔で、何度も粉々に砕いてやりたくなったが、
そこをぐっとこらえて頑張って持ち運んだ。

というオチのない事件でした。


最後はみんなで記念撮影を撮っておわり。

なぜたたみんさんがいるうちに
集合写真を撮らなかったのかは疑問であるが、

僕たちの心にはしっかりとたたみんさんの存在が
深く刻まれているので、ノープロブレム。


根堅鍾乳洞から出終わった後、

稲垣さんに
「僕が持っていた3種の神器が
 いかに邪魔だったか」を
話していると、

こう答えが帰ってきた。


「君はまだ地上の動きをしているね」

ということらしい。

つまり、持ち物が邪魔だうんぬんかんぬんなんて
言い訳でしかなく、今はもっとがむしゃらに経験を詰め

ということを言われたんだと解釈した。

こうして無事、誰も息絶えることなく
浜松の豪華洞窟4点盛りは大盛況の元
終わりを迎えることとなった。


帰り道も行きと同じく
ゆーかちゃんは早々に目を閉じ、

そこから関東に帰るまで
二度と目覚めることはありませんでした。

おしまい。

2020年2月8日土曜日

【ファン】多和田の風穴(2020/2/5)

活動内容:多和田の風穴
場所:滋賀県
日程:2月5日(水)参加者:まさ、かつお他立命館大学探検部
使用車両:まさカー・かつおカー
会計:なし
グルメ:特になし
電波: 洞口までは電波アリ(docomo)
注意点: 竪穴なためSRT技術必要



 多和田の風穴は関西の探検部の学生などがよく訓練に使う洞窟である。

 こういう訓練に手頃な竪穴は各地方にあり、例えば関東だと大久保の竪穴、秋吉台だと恵藤穴か無名穴の1ピッチあたりが同じような位置付けか。


 さて、多和田の風穴、途中の2ピッチまではSRTというロープを使って降りることができ俺も何回か行っている。

 しかし、その先は登攀が必要。
 実は洞窟探検家はロープで降りるのは得意だが、登るのはまた少しだけ異なった装備と技術と気合いがいるのでハードルがある。

 そのため、近年はその先に行く人はいない状態だった。


 そこで今回、立命館大学探検部員と最奥に向かった。

 第1 ピッチ、第2ピッチは立命探検部のかつお君のリギング。



 続く登攀箇所には、昔に立命探検部がコードテクニックでロープと入れ替えて登っていたという細引きが残されているが、上のアンカーの現在の状態がわからないので使うのは怖い。

 また、これとは別の方角から残置のダイナミックロープが垂れ下がっているが、この使い方も不明。


 今回は既設のアンカーの使えるものは使って、ダメなものは打ち替えて登攀した。
 借りて使ったPETZLアジェストという装備の便利さに驚愕。登攀は筋力が必要だと思ってたが、この装備はかなり軽減してくれる。

 登ってからは洞窟は少しロープで降りて、そこからもロープ無しで降りてわりと続いていた。
 かなり楽しい活動だった。


 ちなみに残置のダイナミックロープ、結局何に使ってたのかわからなかった。
 俺の知らない技術あるのかもしれない。洞窟探検技術はまだまだ奥が深い。と思いながら帰った。

 後日、細引きを設置したマスター級の洞窟探検家に聞いたが、あれは昔からあって彼も謎だと言う。


 何なんだろう…。

2020年1月21日火曜日

【ファン】風戸の穴&湯川第5洞窟ファンケイビング(2019/10/20)

活動内容:風戸の穴&湯川第5洞窟ファンケイビング 場所:岡山県
日程:10月20日(日) 参加者:おかさん・まみさん・くぼ・りょうくん・ようこさん 使用車両:おかカー・まみカー 会計:なし グルメ:まみさんが農家の方から貰った梨 電波: 満奇洞までは電波アリ(au)、その後は未確認 注意点: 新見市に許可をとる必要がある 満奇洞で集合し、準備を整えた。初めて出会うメンバーもいたため、軽く自己紹介。 その後風戸の穴へとアプローチ。 道中にあった小さめの洞窟に入りたくなってしまい、入洞。思っていたよりは深かったが、5分ほどで出洞。この際初めて岡山のカマドウマと対面することになる。今まで出会ってきたヤツらとは違い大きくてドキドキした。 出洞後、洞口を見つけるのに手間取り、JETのお姉さん方に山狩りをお任せする。 残された3人は山狩りのしかたが分からず、立ち尽くしていた。 結局おかさんが洞口を発見し、風戸の穴入洞開始!

重たい泥の道を歩くが、中はそれほど狭くない。屈まなくても歩ける程度の道が続き、周りの洞壁を見渡す余裕があった。風穴は携帯していた地図よりも支洞が多く、同じ場所を グルングルンしていた。その後奥へ繋がる道を発見した。

奥に行くにつれて段々白い岩が増えてきて、息を飲む。その時にはたまたま先頭を歩かせて貰っていたので、セーブポイントの岩ごっこをして後ろを待っていた。気分はラスボスの前である。



気持ちを整えて道を進めると、目の前に突然現れた巨大な支柱と広い空間。みんなすご〜いの声が止まらない。めっちゃ綺麗だった。涼くんが頑張って運んだカメラでたくさん写真をとった。
















さらに奥に進むと同じような空間がまた現れた。こんな広くて綺麗な部屋が2個も!全員テンションアゲアゲである。そして、今回の最奥で待っていたのはセーブポイントパート2。
ラスボスを倒した後に見えたこの白い岩はとても輝いて見えたし、実際本当に綺麗な「白」だった。近くには折れたまま残っていたストローもあったりとワクワク要素が詰まっていた洞窟だった。しかし、この下にはまだ部屋があるらしいということを知らされた。技術不足で今回は行けなかったが、まだまだラスボスではなかったらしい。今度いく時はもっと強くなってから最奥を見てみたいなと思っている。


湯川第3洞 風戸の穴から、出たあと腹ごしらえをして、湯川第3洞へ向かう。ブログで下見した感じでは物凄くドSな洞窟らしいので、少し緊張していた。アプローチは川から行いthe探検だった。しばらく川を歩くと洞口を発見した。洞口からは水が流れ出ており、これから出会う水穴の恐ろしさを予見していたのかもしれないが、この時は綺麗だなと思っていたくらいだった。 入洞後すぐに、体の半分が水に浸かる。この日は幸い晴天だったのと、洞内の水なこともあり震えるほど寒いわけではないが若干の不快感である。気にせずガンガン進むと、落ちたら水ポチャゾーンへ到達。下を通っても全然大丈夫なのだが、人間の心理的に水には浸かりたくない。幸い岩が滑らない仕様になっているため、サスケと思いながら通過。
しばらく進むと恐れていた、「水潜り」のお時間がやってきた。私は水潜り自体は初めてて非常にビクビクしていたのでゴーグルを持参していた。ケイビングをやっている人でゴーグルを使用しながら水潜りをするのは世界中で私くらいだと思うがやっぱりコンタクトが取れるのが怖いのである。ヘルメットを取り仰向けになりながら全員無事クリア。その後もガンガン歩みを進めた。
















次に待っていたのは第2の関門、めっちゃ小さな穴である。私は綿のツナギを着ており、基本広いところでもめちゃめちゃ引っかかる。それに加えて狭すぎる穴なので、押したり引いたりしなくてはならない。最初の方は抵抗していたが、途中で力尽き岡さんに後ろから押してもらう。やっとの思いで抜けたと思ったら中間地点で態勢を変えてもう1つ穴を通り抜けなくてはいけなかった。絶望しながらまた、体を動かし続けていた。
後から聞いた話であるが、涼くんはここで死を覚悟したらしい。私もこの洞窟に1人で入っていたら多分死んでいた。そんな死にものぐるいの思いで歩みを進め、待っていたのは「大きな滝」だった。今までの苦労があったからであろうか。なんとも言えない神秘さを感じた。その時は、小さい頃に見ていた流星群と同じで、口をあけて呆然とすることしかできなかった。その後、全員で滝の中腹へと向かった。途中、シャワークライミングの様に大量の水が降ってくる場所があり、早く帰りたくなった(笑)
滝の中腹からみた滝はシャワーを浴びている時に見える景色と同じでゴーグルをつけたくなった。シャワークライミングを終えて、また同じ道を帰還する。洞窟は同じ道が同じ道に見えない分山などより気が楽だが、小さすぎる穴と水潜りは寒かったので基本帰りたかった。無事に出洞し、川を遡行して、今回の旅は終了である。










2020年1月17日金曜日

【探検】年末合宿 熊石洞窟 探検(2019.12.28 - 30)

活動内容:探検
入洞洞窟:熊石洞窟
場所:岐阜県郡上市
日程:2019/12/28-30
参加者:鎌田、おかざ、近野、あがた、吉田、まさ、荒木
協力:洞口地主様、郡上警察様、郡上中消防署様
使用車両:鎌田カー、おかざカー、あがたカー、ちかのカー、まさカー
会計:なし(相殺)
宿泊:洞窟内
グルメ:鍋、ビール缶入り、茶豆腐入り、レストラン大滝苑
記録:おかざ、近野

綿密なタイムスケジュール(計画書は別途作成していますよ)

<近野・記>
ここ3~4年くらい?JETの年末は熊石洞窟です。
活動内容は、ゴミ掃除、洞内撮影などを経て、前回からは、図面に出ていない場所の登攀など探検を目的としています。

なお、伝統的に、熊石洞窟の入洞手続きのときは、入洞前の挨拶で、郡上中消防署に伺うことになっていましたが、今回の合宿の計画書を送った後で、わざわざ伺う必要はなく、電話連絡のみで良いとお知らせを受けました。

JETは去年あたりから、訪問を省略して、電話連絡のみとしていましたが、今回正式に要望があったので、今後は他の団体も同様にしたほうがいいだろうと、ジャーナルに掲載する方向になりました。

<おかざ・記>
1/28㈮朝、待ち合わせのコンビニで、吉本さん&荒木さんと合流し、熊石集落へ向かう。地主さんへの挨拶を済ませ、消防、警察、レスキュー担当のたたみんに連絡をして、林道内で準備。

第一ピッチは吉本さんがリギングしてくれるとのことで、久しぶりに会う荒木さんから、インドネシアのクライミングジムの話なんかを聞く。インドネシアでは、ボルダリングよりトップロープの方が人気らしい。ちなみに、荒木さんは30日にまた仕事でインドネシアに戻るとのこと。

いつもなら洞口からもわもわっと上がってくる湯気が温泉みたいに暖かく感じられるのだが、暖冬のため温度差も小さく、湯気の勢いもいつもより弱い気がする。

自分たちの荷物、プラス内部の探検で使う装備や食料で、合計9個のザックを3人で運び入れ、第二ピッチからボトムのホールへリギングしながら降りる。途中、午前中の仕事を終えて、後から降りてきたアガタさんも合流。全員でいつものテンバへ荷物を降ろし、一息ついてから奥へ向かう。

荒木さんは、明日来るまささんと最奥部分を探検したいので、そこまでのルートを確保するためにロープを張り、探検用の荷物を置きにいくという。
アガタさんは、月光の滝の手前にあるトレンチがどこに続くのか気になるので、トレンチの底の水流へロープで降りるという。

21時くらいにテンバへ引き返すね~と確認して、荒木さん、吉本さんと別れ、私はアガタさんについて、トレンチの下へ降りた。

意外と深かったが、底はすぐに狭くなって終わった。高い天井に開いている窓がどこと接続しているのかも確認した。

次に、アガタさんが登攀したい箇所があるというので、ついて行く。
ペツルのパルスを使ってアガタさんがチャチャっと登攀し、その上の狭い狭いトレンチを抜けると、見覚えのあるところに。。。月光の滝の下だった!。。。うん、あの狭いトレンチ、そういえば前も通った気が。。。

そう、前回私が滝の下から、吉本さんは奥のホールの下からアプローチして、接続を確認した箇所だった。前回は上から来たので見た目が違ったのと、初めて来る場所だという先入観があって、登攀箇所ではちっとも気が付かなかったのだった。。。

なあんだと言いながら、もう21時に近かったので、テンバに戻り、着替えて鍋の用意をし始めた。

すぐに二人も戻ってくるだろうと、ビールを開け、鍋も食べ始めた。
ところがあとの二人が1時間経っても2時間経っても戻ってこない。

24時になっても戻ってこなかったら様子を見に行こうということになり、心配半分と、泥だらけのケイビングスーツをもう一度着なければならない憂鬱とで、箸が進まなかった。

結局、また装備を着け、晩飯で重くなった体を引きずって、月光の滝まで戻ったところ、めでたくロープを上がってくる二人を確認し、ぶーぶー言うアガタさんと、またテンバに引き返した。

さらに1時間ほどして戻ってきた二人に事情を聞くと、荒木さんが前回見つけた新ルートの箇所が発見できず、落盤帯で同じところをぐるぐるしていたらしい。。。まあ、何事もなかったので、少し遅くなったけれど安心して寝ることができた。

<近野・記>
私は、12/29(土)からの参加。今シーズンはひどい暖冬で、まったく雪がない。

朝 8時 地主さんから駐車してもいいと言われた場所で、まさやんと待ち合わせ。
まさやん、2分遅れ、吉田さんに責められる。しかし、今までの人生で、まさやんは吉田さんに合計で10時間以上待たされている、と反論し、あわや小競り合いとなるところだった。

9時 入洞 先行組がリギングしてくれたし、荷物は少ないし、まさやんはどんどん降りていく。
吉田さんは、「写真撮って」と言って、撮影ポイントで待っていた。
「はいはい」と言って写真を撮る。

なぜそのサングラスを持って来たのか?



11時 ベースキャンプ到着 先行チームと合流。
荒木くん、まさやんは月光の滝の奥の新ルートをディギングに行く。

他のメンバーは、去年、途中まで探検した、ホールの上層に行く。
夕方5時ごろまでクラック沿いに進み、たどり着いたのは、既存ルートの上部だった。

ホールからの登攀ポイント。アンカーが効きにくくて怖い。

上層のクラックルートを進む

結局、既存ルートに降りるという結果

なぁんだ、と言って、おかざ、吉田、あがたは、既存ルートでベースキャンプへ帰る。
吉本・近野は、ロープとアンカーを回収しながら、同じルートを帰る。

今回、新たに導入したパルスを使った。初めて実際にパルスを触ったけど、簡単に回収できてしまう。本当にいいのか、これ。

ATCでダブルロープで下降しつつ、ピッチごとに回収。吉本さんと、あーだこーだ言いながら、のんびりと帰っていくと3時間もかかってしまった。

20時 登攀ポイントでおかざが待機していて、待ちくたびれていた。

ベースキャンプに帰って、寝ている吉田さんを起こして宴会。

みんなが具材を持ち寄って大量の鍋。コアなJETメンバーが集まるのは珍しいよ。

就寝は深夜だったか。
翌日は、昼12時に完全出洞なので、起きたらすぐに出洞だ。

12/30 8時 起床
鍋の残りを食べて、片付け。

吉本、吉田、近野は出洞開始するが、道中、全員が次々に便意をもよおし、行程は遅々として進まず。
おかざとあがたさんは、どこか登攀すると言って寄り道していたが、すぐに追いつかれた。

<おかざ・記>
朝ご飯の後で、のろのろと帰る準備をしていたら、吉田さんはあっという間にテンバから消えていた。
気が付くと近野さんも吉本さんももうホールに向かっていて、途中の登攀箇所の確認をやるというアガタさんだけが残っていたので、その後をまたついていった。

途中、一番はじめにロープを登りに行ったはずの吉田さんが、まだテンバのすぐ横にいて、どうやら道に迷っていたらしい。

登攀箇所は10mくらいで、今回もチャチャっとフリーで上ったアガタさんに、アンカーを打ってもらい、ロープを使って上にあがった。
測図には載っていないが、上方に向かって、割と天井の高いホールが斜めに続いている。上の方はコウモリの糞がたくさんある。

途中で、白い紙が貼ってある古いぼろぼろの木の板が落ちていた。紙の上をよくよく見ると、かすかに「熊石洞」「面図」の文字と、なんとなく熊石の断面図らしき形がうっすらと見える。ジップロックみたいなもののなかった数十年前の人は、画板みたいなものに測図を貼って持ってきたのだろうか。

カラフルなコウガイビル

初期の探検隊が置いたと思われる図面?

降りる時に、上でアンカーを観察していたアガタさんが、あ~けっこう動くな、やばいな~とつぶやいているのを聞いて、今更~と思いながら、ロープを繰るスピードが思わず速まった。
デフォでパルスについているハンガーをはずして、軽量化のためにつけているASアンカーが、パルスと相性があまりよくないらしい。 


<近野・記>
11時ごろ 近野出洞
12時 まだおかざ、あがたがロープ回収していたが、心配かけるといけないので、各所に途中報告。完全出洞後、再度連絡した。



外は雨。
このあと、装備を洗いに行くが、いつも行く安久田川のポイントは、工事で通行止めになっていた。第二候補のポイントに行って洗う。

帰りは、最近行きつけとなってきたレストラン大滝苑で夕食。

吉本、近野、吉田はそのまま一宮へ向かい、装備の片づけ。
あがた・おかざは、温泉に寄ったらしい。


ややこしくて、私はまったく把握していない図面

2019年12月25日水曜日

【活動・測量】てんごの穴測量 第7回かんむぎプロジェクト(2019.12.22)

活動内容:測量

入洞洞窟:てんご穴
場所:岐阜県山県市
日程:2019/12/22
参加者:鎌田、おかざ、石井、近野、あがた
協力:洞口地主様、地元自治会長様
使用車両:鎌田カー、おかざカー、あがたキャンピングカー、ちかのカー
会計:なし
宿泊:なし
グルメ:なし
記録:近野

恒例となった、てんご穴測量です。

8:00 商工会美山支所 集合 ⇒ 地主さんにカギを借りる

地主さん
「今日は、洞窟の中は、水が少ないだろうねぇ。
 ここ2日くらいは冷え込んだけど、それでも例年より暖かいねぇ。
 夕方から雨だよ。」などと世間話。
18:30ごろカギを返す約束をして、辞する。

8:15ごろ 円原伏流水付近の宝谷鉱山跡の前で、あがたキャンピングカー訪問

 前夜に、坑道を探検した話を聞く

9:00ごろ 出発
10:00ごろ 入洞

洞内は、地主さんの予想どおり、水が少ない。全体に水気の多い穴なので、水たまりだった場所は泥たまりになっている。洞内の空気の流れも少ない。

あがたさんは、測量しない。
てんご穴の上に位置する「あがた新洞」に残置してあるロープを回収しつつ、あがた新洞とてんご穴の接続を確認するため、あがた新洞から煙幕を焚く。
その後、山狩り(洞窟さがし)をしてから、17:00ごろに下山。

10:05ごろ 洞口近くの右手、あがた新洞接続ポイント候補①で石井さんが煙幕を焚くが、煙の勢いで煙幕の玉が転がっていき、水たまりに落ちてすぐに消えてしまったとのこと。
短時間に噴出したケムリは、洞窟の奥のほうに流れてきたので、候補①はどこにも行っていないのだろう。

10:10ごろ? 接続ポイント候補②のホール上層で、おかざが煙幕を焚いたらしいが、下のほうでは確認できなかった。煙はあっという間に上のほうに吸い込まれていったらしい。
7月に同じ場所で焚いたときは、風向きが逆で、ホールが煙で充満した。
しかし、あがた新洞のほうでは、煙は確認できなかったとのことで、あがた新洞は別の洞窟と結論づけられた。

11:00ごろ 近野・鎌田 本洞ルートの前回のつづき(191~)を測量開始
岡・石井は、いずれか未測量の支洞を測量する

近野・鎌田チーム。開始1時間以内で、スケッチをしていた近野が操作ミスをして、後半の基線がずれてしまう。

具体的な状況:
以前、測量した場所で、後から追加したポイントに200番を割り振ったが、今回の測量で200番に到達してしまい、既存の200番を2000番に変更したのだが、変更したときに「続きのポイントも番号をずらす」の設定にしてしまい、それ以降が全部採番しなおしに。ループ部分をつなげたところなども、お構いなしに採番されたので、どこがどこやらわからなくなった。

気をとりなおして、それ以降の図面は別ファイルを作成した。
基線がずれた場所は、バックアップファイルを見て修正することにする。バックアップは重要!!!

その後は、淡々と測量を進めるが、ループだらけでキリがつかない。17:00にタイムリミットとなり撤収する。

理想的なポイントゲッターの鎌田氏

ジプサム支洞の手前の狭い空間の奥 土の色が違うと鎌田氏が気づく


紫っぽい?赤でしょうか?



18:00 出洞 外は真っ暗で、ミゾレ混じりの雨。地主さんの情報どおり。

18:15 地主さんにカギ返却 リンゴをたくさんいただく。とてもおいしい。
しかし、食べきれないので、帰宅してからコンポートにしました。ごちそうさまです。

ちなみに、高知から通っている石井さんにも、文旦をいただいた。柑橘系果物は大好きだ。皮をドライピールにして食べようと計画している。


鎌田・近野チームの作業区域


岡・石井チームの作業区域


既存の図面は、短期間に作られたので、きっとやり残しがあると思って測量し始めたけど、やればやるほど、既存の図面の正確さに感服する。
限られた装備と時間で、ここまで作ったのはすごい。

あがたさん洞窟さがしの成果
てんご穴の上、あがた新洞のレベルを川の下流方向に進んだところで、-15m竪穴と100m?横穴を発見。2つは近接しており、報告済みのGM13とGM14であることを確認。
もう一つ、-10mの竪穴もあり。


つづく