2022年10月19日水曜日

【洞窟探査】まだまだ続くよ、宮崎県椎葉村探査②


(①からつづく)2022年9月も椎葉村へ。

1日目は2キロを超えるという宮崎県随一の「仲塔洞」へファンケイビングに。前週に直撃した台風の影響で川が増水していたが、水路パイプの横に橋があって難なく向こう岸へ渡ることができた。仲塔の入り口(3つあるうちの1つ)はすぐに見つかる。内部は迷路状で、先に続く道がなかなか見つからずうろうろ。ダストシュートのような狭い穴を下方向へ降りると、測図にも書いてあった人工のトンネルに合流した。その出口がもう一つの洞口であるとされていたが、鉄柵の向こうは完全に土砂で埋まっていた。洞内は複雑で、フリーでは降りられない段差の周りをまたぐるぐるして、時間切れとなった。3つ目の狭い洞口を、吉田さんが掘って広げてくれて、帰りはそこから出ることができた。

水路のパイプの横に橋がある
なぞのポージングの近野さん

翌日は、おなじみの時雨岳-前の谷方面へ移動。車で洞口近くまで行くために、時雨岳麓から狼谷104林道を車で通る許可を得ていたのだけれど、台風で道が荒れており、無理やり登ろうとしたらレンタカーのタイヤがパンクして敗退😅歩いて「棚ぼた洞(仮)」へ行き、3班に分かれて測量を完了した(測量図↓)。「棚ぼた洞(仮)」は狼谷林道にちなんで、「大神洞」と立派に命名された。もっとも狼谷がどこなのかは知らない。山奥の地名は、地図に書いてあることもあるが、現地の人しか知らない情報だったりすることが多い。


最終日は、5月に縣さんにより発見された洞口の内、SGR5とSGR6をディギング&探検。SGR5の洞口は狭いが、抜けると立派な縦のホールがあり、その先もまだ終わらないことが確認された。SGR5は洞口をうろついていたツノクロツヤムシにちなんで、かっこよく「ツノクロ洞」と名付けられた。SGR6もなかなか深いらしいという。次回のお楽しみ😊



椎葉村の洞窟情報に関心のある方、情報をお持ちの方は、ご連絡ください。探検希望者も随時募集中です。

おかざ

2022年10月18日火曜日

【新洞探査】まだまだ続くよ、宮崎県椎葉村探査①

ブログをサボっている間に宮崎県椎葉村に2回も行っていた。2022年のGW・5/1-5と9/23-25。

GWは、熊本県の葉木の竪穴にも行った。ワンピッチ80mで、洞口が広く、下の方まで光が差して高さがよくわかるので、高所恐怖症の私はロープにぶらさがったらもう下が見られない😱下降点から10mほど上に、横方向に行ける部分があって、縣さんによれば、先はまだ続いているらしい。今後の課題である。

参加人数が多かったので、全員が上がった頃には暗くなっていた。洞窟までのアプローチが長く、新入隊員オザキさんが脚を痛めて離脱してしまった。いきなり過酷な活動で申し訳ない😭

葉木の竪穴
こわいよ~



 




 

続いて5/2-3は、白鳥山の西側に樅木方面から入り探査。ドリーネはいっぱいあるけど穴はない、空振りばかりに終わる😔夕方、ゆうか行方不明事件が起こり、みんなを心配させたが、無事に帰ってきて、小川の流れる谷間でキャンプした。翌日は車へ引き返す班と、岩宇土山へ通り抜ける班に分かれ、行ったことがなかったので岩宇土山方面を選んだ。荒れ気味の林道(時々崩壊)を、岩を見つつひたすら歩く。岩宇土山はバキバキに割れた石灰岩の山で、登山道もところどころ足場が悪い。登山道の下り途中に、意外と立派な久連子鍾乳洞があった。

5/4-5は本命の椎葉村の時雨岳方面へ移動し、本物の「前の谷第2洞」の探検と、2021年11月に「前の谷第2洞」だと思ってうっかり見つけた「棚ぼた洞(仮)」の測量(途中まで)を行った。最終日はさらに新たな洞窟の発見を目指して周辺探査をしたが、これまた何も(既存洞すら)見つからなかった。ケイブハンター縣さんだけが、たくさん洞口を見つけてきた様子👏


解散後、九州残留組は熊本の球泉洞に立ち寄り、探検コースを案内してもらった。さんざん探検して、まだ探検したい人たちであった。夜はホテルの向かいのローカル居酒屋で熊本名物馬刺しに舌鼓をうった。(②につづく)

球泉洞探検コース

おかざ

2021年11月27日土曜日

【新洞探査】ワクワク熊本県白鳥山~宮崎県椎葉村2021/11/20-23(後半)

11/22-23 宮崎県・椎葉村(前の谷、仲塔、水無)エリア

3日目からは椎葉エリアへ。椎葉村は、1990年代の洞窟調査記録もあり、総延長2000mを超える仲塔洞で有名だ。一方で、日本の三大秘境の一つと云われるだけあり、大変アクセスが悪いので、以後あまり調査されていないと思われる。

新しいエリアで新洞を探す時は、まず調査済みの穴がどんなところにあって、どんな形状かを把握するところから。という訳で、1日目に位置確認しておいた「前の谷第1洞」に入洞し、続いて「前の谷第2洞」に行く計画とした。

朝から予報通りの雨で、3名ともテンションが上がらないままノロノロと装備を準備して、縣さんのリギングで第1洞に入洞した。順番を待っている間にも、風と雨が強くなってきた。洞内は報告書の測図通りで、ロープで25mほど降りると、狭い泥の斜洞になっており、奥はクラックに沿ってできた1空間で終わっている。

第1洞から出てきた時には3人とも「寒い」しか言えず、戦意喪失。雨は午後も降り続く予定で、これから山を上がって第2洞を探しにいける気がしなかった。

それで、計画を変更して、昼飯ついでに、車で椎葉村の下見に行くことにした。前の谷は椎葉村のなかでも最西端であり、村の中心部までは車で約1時間かかる。中心部には、役所、学校、スーパー、博物館などが集中している。目当ての蕎麦屋は14時で閉店していて、スーパーの隣にある、パン屋・コンビニ・酒屋・ライブラリーカフェが一つになった店「中園本店」でランチをし、スーパーで夜ご飯の買い出しをした。吉田さんがはりきって、鍋にしようというので、小さなスーパーの端っこに売られていた蓋付きの鍋と鍋具材を買い込んだ。

そこから、次回以降の合宿候補地として、仲塔エリアに向かい、廃校を宿泊施設にリノベした「渓谷の館」や仲塔洞のある十根川流域、さらには前の谷に戻る途中で、水無橋~水無エリアを下見した。仲塔洞はもちろん、水無橋の周辺には耳川に沿ってたくさん既存洞が報告されており、中にはそれなりの長さのものもあるので、椎葉で合宿する時には遊べそうだったし、まだ調査されていない石灰エリアも多そうだった。

段々と日が傾いてきて、前の谷に戻った時には薄暗くなっていたが、雨はほとんど上がっていた。寒くなる前に、さっそく鍋の準備に入る。吉田さんが手で野菜を千切って放り込む。肉、野菜の他、卵を殻のまま入れて同時にゆで卵も作るという大雑把なキムチ鍋を食べ、のんびり酒宴に興じて就寝。ガソリン節約のため(スタンドは1時間以内にない)エンジンを切って寝たのだが、この晩は雪もちらつき、かなり冷え込んでいた。









最終日は第2洞に入ることにした。場所は第1洞から150m登ったところ。しかし、笹薮が繁っているので直登できず、横にあった作業道を辿って登ることにした。途中、頑丈に張られた鹿避けネットなどもあり、大きく迂回しながら斜面を上がっていく。朝日が昇ってきて、昨日雨に濡れたケイビングスーツも少しは乾きそうだ。

目的地近くまで来ると、石灰の露岩がちらほらと現れ、記述通り杉林と雑木林の境界に、陥没穴が開いているのを、縣さんがいち早く見つけた。







穴の周りをぐるりと廻ると、陽光に照らされて、穴からもわもわと湯気が上がっているのが見えた。洞窟内は年中一定の気温のため、冬は洞内の方が暖かく、気温差で温泉のように湯気が上がる。

報告書によれば、第2洞は斜めに降りていく穴で、3つの大きなホールがあるとのこと。入り口部分は16mの竪穴になっているようだ。降りてみると、最初のホールは思っていたよりも広かった。

ホールの下奥からヘッドライトの灯りが漏れていて、覗くと狭い隙間を縣さんが掘って開いていた。さらに奥へ進むと通路はかなり狭く、次のホールに続くルートは砂利で埋まってしまったのだろうかと思われた。測図によれば、洞窟はこのまま斜め下に向かっていくはず。私がそこを掘り進むことにして、その間、縣さんはホールの横に開いている支洞を見に行くことになった。

通路の地面は砂利と泥だったので、手でたやすく掘ることができ、私がギリギリ通れる隙間になった。先には次の大きなホールがあると思ったが、天井のあまり高くない、上と下に向かう小ホールに出た。まだ下に行くかなと思ったけれども、下は見た感じ埋まっているようだ。どうしたものだろうと思いつつ、戻ってみると、吉田さんもホールに降りてきており、3人でもう一度測図を広げて見直すことにした。

ホールの様子と測図を何度見比べても、支洞はあるけれど、段差がなかったりと、どうもおかしい。何かのきっかけで穴が埋まったり崩れたりすることはあっても、ここまで大きく形が変わることはないだろう。そういえば、私の見に行った奥の空間には人が入った形跡がなかった。穴の場所も予想と少しずれていた気がする。どうやら、これは第2洞ではなく、まったくの新洞らしいと3人でざわめいた。こんなに分かりやすいところにあって人跡未到?と思うけれど、それは水上越の穴でもそうだった。

3人でホール横の支洞を調べた後、帰りの時間も迫ってきたので外に出ると、晴れていた空は曇り、また雪が降り始めていたけれども、探検の満足感と高揚で、寒さも紛れる気がした。

途中、第2洞、第3洞を探し、笹とイバラの薮をかき分けながら下山した。第2、3洞は隣の杉林の薮の中にあった。周辺には他にも穴があり、先程の新洞を第4、薮の中の穴を第5として位置情報をスマホアプリに記録した。

このエリアにもまだまだ新洞がありそうで、椎葉には再び絶対来たいと思った。


帰り道、二本杉峠の茶屋「東山本店」に立ち寄った。この辺りには他に店がなく、去年の夏の熊本合宿でもお世話になったお店だ。チームの近野さんからは、ここで買った山椒オリーブが大好評なので買ってきて欲しいとリクエストを受けていた。お土産を買うついでに、ヤマメの天ぷらや地鶏や山菜そばでお腹を満たして、グネグネの山道を下り、熊本空港に向けて帰路についた。

おかざ


2021年11月24日水曜日

【新洞探査】ワクワク熊本県白鳥山~宮崎県椎葉村2021/11/20-23(前半)

11/20-21 白鳥山・水上越エリア

11/19夜、縣、岡、それぞれ熊本空港に到着。
GWの高千穂探査の際にも立ち寄ったスーパー・キッド益城店にて買い出し。五家荘方面にはコンビニもスーパーも無いので、多めに食料と水を買い込む。
かろうじて開いていた御船町の中華料理屋で晩ご飯を食べて、一台の車ともすれ違わない二本杉峠を超え、吊橋で人気の「梅の木轟公園」にて車中泊。満月(この日の17-19時は月蝕だった。)でライトがなくても明るい。風もなく思ったより寒くない。

11/20朝、白鳥山御池登山口に向けて出発。
白鳥山に登る前に、まずは既存洞「前の谷第1洞」の確認から。資料に詳細な場所が書かれているのですぐに見つかると思いきや、意外と苦戦した。何度か行きつ戻りつして、笹藪の中に埋もれていた竪穴の洞口を発見した。
車に戻って、縣さんの姿が見えないと思ったら、少し離れたところに掘ったら進めそうな別の穴を見つけていた。こちらの穴と第1洞は活動後半の課題とする。

白鳥山(1639m)には2016年にも熊本県側から登っているが成果なしだった。今回は宮崎県側から上り、前回確認できていないエリアを調査する。
1日目は御池登山口から山頂に向かう。標高1500mを越えたあたりから地面が白いと思ったら、溶け残りの雪だった。山の上にはもう冬が来ていた。




















虫もいなくて、日差しは暖かく、山登りに最適な一日だった。山頂を通り過ぎ、ひたすら西進、今回は直線距離で約6km先の山犬切(やまいんぎり)まで行く予定である。途中、ドリーネを調べたり、小さな土穴を見たりしている内に、日が暮れかけてきた。17時過ぎには日没なので、山犬切より手前の谷にテン場を定める。

私は持参のテントを設置、縣さんは、1桁台の気温でもハンモックで寝られるかどうか検証のため、樹の間に吊ったハンモックの上にレスキューシートを筒状にしたものを被せて寝る。見た目はホイル焼き料理のようである。















今夜も月が明るく、ほぼ無風。それでも、さすがに標高が高いので、テント内もひんやりしている。縣さんは大丈夫だろうかとジッパーを開けて外を覗いたら、意外にも寝息が聞こえてきたので、案外と快適なのだなあと羨ましがりつつ就寝。
翌朝、縣さんにハンモック泊の感想を聞いたら、寒くてほとんど寝られなかったとの言であった。

2日目は荷物をテント内に残置して、稜線伝いに山犬切方面を探索。途中立派な石灰岩の岩盤があったが、峻険すぎて下に降りられず、次回の課題とする。山犬切の付近はドリーネはあるものの、露岩は少なく、地質図とやや違っていた。テン場に戻って荷物を取り、登山者もついでに見に行くという大ポノール(吸い込み穴)に立ち寄る。雨季には大きな水たまりになって、山から集まった水が地下に吸い込まれていくのだろう。乾いた平らなポノールの底を歩いていると、縣さんが上の方から、あっちに入れそうな穴があるよと言うので、それは朗報といそいそ上がっていく。上は石灰岩の露岩がたくさんあり、苔生していて、洞窟がありそうな良い感じの場所である。ウロウロしていると、今度は「入れそうな穴がある~」の声。急いで向かって見ると、斜面の岩の間に竪穴が開いている。大きな樹の下は陥没したのか、根が露わになっていて、その下にも空間がありそうだ。











日没までに下山というタイムリミットがありながら、やっぱり入ってみたいということになり、ロープを張って入洞する。斜めに20mくらい降りて、少し奥に行くとすぐに行き止まりだった。小規模だけど、立派な洞口で、これが名前もなく未調査というのも不思議である。とりあえず、MK(水上越/みずかみごし)1と名付けておく。










もう一つの、「入れそうな穴」の方はドリーネの端に開口、木の根っこをどけて、狭い隙間を覗くと15mくらいの垂直の竪穴になっていた。こちらも洞底に降りて少し行くと先は塞がっていた。こちらMK2。













この付近は探したらまだ他にもありそうと後ろ髪を引かれつつ、時間がないので下山方向へ向う。天気予報よりも早く、17時ごろにパラパラと雨が降ってきた。

下山後、風呂に入りにいくことにして、車で1時間半かけ、曲がりくねった山道を五木村の温泉へ向う。うんざりするほど遠いけど、汗を流せて、温まれるのはありがたい。
活動後半からは隊長の吉田さんが合流する。待ち合わせ場所を梅の木轟公園にして、再びの車中泊。
車に当たる雨音が激しくなってきた。翌日は100%の雨予報だ。

今回のルート

2020年11月24日火曜日

岡山阿哲台2020/11/7-8

【ファン】岡山県 井倉上の穴&オトスの穴(2020.11.7-8)

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活動内容:ファン
日程:2020/11/7-8
入洞洞窟:井倉上の穴&オトスの穴
場所:阿哲台
天候:雨→夜止んで、翌日は晴れ
参加者:かよ、まみ、岡
使用車両:まみカー おカー カレー車
会計:鍋代+酒代=2500円くらいだったかな
グルメ:鍋(魚)
記録:岡
電波: つながる
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1日目)
井倉上の穴のドリーネの周りに電柵が張ってあり、車を入れることができなかったので、
ここが地主さんだろうと思われる向かいの家を訪ねた。
地主さんは快くゲートを開けて、電柵の内側に車を停めていいよと言ってくれた。
いのししの罠に近づかないようにとの指示を受ける。

今回は、メジャーなテンショントラバースコースでなく、久しぶりの滝コースを選んだ。
SRTを覚えたての頃、Aさんに連れてきてもらって以来である。
その名の通り、滝の脇を降りるルートで、雨で水量も多くなってたため、降りる時に上から滝を浴びて上半身も濡れてしまった。
足元しか濡れないと事前アナウンスしていたので、二人ともやや不満げである。




洞口から通称「ガンダムホール」を降りたところで、それぞれランチタイムに入る。
まみちゃんの行動食はいつも豪快である。今回も太い恵方巻一本とサラダ的なものを持ってきていた。育ち盛りか。
かよちゃんは卵焼きとウィンナーの入った手作り弁当。私はあんまりお腹が空いていないので、せんべいを食べて終了。
恵方を向いて


今回は、シンプルな滝ルートを選んだせいで、順調に降りられたので、時間に余裕があり、前回時間切れで諦めた奥の滝にも行くことができた。
前回は降りられなかったフローストーンの滝を降りられて満足だ。

プールに溜まったゴミをかき分け、嬉しそうに最奥を探索するまみちゃん。

登りも順調に進んで、活動が思ったより早く終わったので、ゆっくり温泉につかれるな~と思ったら、いつも行っている最寄りの温泉が閉まっていた。コロナの影響らしい。
しかたなく、30分先の瀬戸川温泉まで行くことに。薪でお湯を沸かしていて、渋くて感じのよい温泉だった。

晩御飯は、温泉近くでこっそりと鍋パを開催。みんな呑むのが大好きなので、ビールと日本酒もふんだんにある。
鯛のアラで出汁を取り、カサゴや野菜がふんだんに入った豪華な鍋だ(まみちゃんが肉を食べられないため)。かよちゃん鍋奉行シェフのおかげで、大変美味に仕上がっていて、酒もすすむ。
配色がシェフのこだわり



2日目)
宿泊地がオトスの穴のあるエリアから大分離れてしまったので、朝早くに起床し、鍋の残りを雑炊にして食べて、さっさと出発。
オトスの穴は、道路からすぐで、アプローチの良さは抜群だ。
久しぶりに来た。どんな穴だったかな?と道路から覗いてみると、けっこうでっかい洞口がドーンと開いている。
この穴は洞窟としてはなかなか立派な外見であるが、中にゴミが山のようにたくさんあることで有名だ。岩に原付きがひっかかっているところもあって、ロープを張っている時に蹴り落としたりしないようにするのに気を使う。
ロープと一緒に近野さんから預かった装備(耳)を装着


まみちゃんは、用事があって昼で帰途につくとのことだったので、最後まで降りたところで、ゴミのホールを見て、すぐに引き返した。
かよちゃんにデリギングしてもらって、二人で装備とロープを洗って解散。
洗い場の川にいく途中、かよちゃんが道端に洞窟があったというので、帰りに見たら、「草月洞」という看板が立っていて、鉄板の扉がついた洞窟があった。どうやら保護のために蓋をしていて、許可がないと入れないみたいだ。

今日も順調で、早く終わったので、のんびりと帰路についた。

2020年10月5日月曜日

【測量】てんご穴たぶん9回目

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活動内容:測量
日程:2020/9/26㈯-27㈰
入洞洞窟:てんご穴
場所:岐阜県山県市
天候:小春日和
参加者:近野、ヨシモト、おか
使用車両:ヨシモトカー おかカー+チャリ 近野カー+チャリ 
会計:なし
グルメ:カップラーメン、3ヶ月前に賞味期限切れたバナナカステラ(近野)、よしもとさんがパシってくれたおにぎり(具指定)など
記録:おか

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コロナで春からしばし休止していたてんごの測量。7月も、大雨による土砂崩れで延期になっていた。道路の復旧を待つも、年内には工事は終了しないとの情報を得て、「待っててもラチが開かない」と手前から歩いていく覚悟での再計画となった。


参加者は測量コアメンバー3人。ゲストが来てくれないのは寂しいが、三密回避のこともあるし、黙々と作業が進むので、スピード重視で考えればこれはこれで効率的である。

第1日目:8時半から土砂崩れの工事が始まるので、それまでに工事現場を通過せねばならないとのことで早めの行動開始。現場手前の空き地に車を止め、昨日の雨で増水した川を見ながら歩いていく。土砂崩れの箇所は湧き水手前の一箇所だけだったが、途中反対斜面から川にデカい岩が落ちてきたりして、やっぱり周辺の地盤は不安定なようだ。35分くらいかかって、ようやくいつもの駐車場に到着。山道には元気な小ヒルたちがうよっている。虫よけを忘れてきたので、足元を念入りにチェックしながら歩いたのに、気がついたら右手の軍手の下に潜り込んでいた(泣)。

1日目は、ヨシモトさんは未測量の水流部を、近野さんとおかで最奥部を測量することになった。
奥までの道のりはもう慣れたもので洞口から1時間くらい。水の溜まった狭道や、砂利の匍匐やら、所々テンションの下がるポイントを超え、最奥の中でも最上流の上の方にある測量箇所に到着する。
近野さんによれば、今日の測量箇所は旧測図には載っていない新空間で、けっこう大きいと聞いていたので、初見の私は楽しみにしている。

ところが、ルートがなかなか見つからない。近野さんが黙々と探している間、二日酔い気味の私は岩の上でうつらうつらしていた。やり残し箇所を測量したりしている内に、午後になって、私の体内アルコールはようやく洞内に発散され調子を取り戻した。

私達がすっかり見逃していた目的のルートは、岩が危うい感じでひっかかり、積み重なった隙間から急斜面をあがっていくところだった。斜面を上がりきって小さなホールに出たと思ったら、その奥には天井が15mくらいある大きなパッセージが出現した。広々としていて、乾いていて、全然違う洞窟にいる雰囲気だ。全体的に平らかなてんご穴の中の最上部に位置する、旧いパッセージのようだ。
結局、残り時間が少なく、下流側を一通り終わらせたところでタイムリミット。引き返し、洞口を出たのは9時頃だった。

駐車場に着くと、ヨシモトさんはもう車に戻っていた。測量計の調子が悪く、途中で諦めて帰ってきたらしい。空き地には、チカラシバ(とヨシモトさんが名前を教えてくれた)という強靭な雑草が群生していて、歩くのにちょっと邪魔だったけれど、今の季節は虫がいないし、気温も快適だ。
ご飯を食べ、車中泊の準備を整えて就寝。




第2日目:昨日、道路上の土砂崩れは一箇所だけだとわかったので、自転車を持ってきた近野さんとおかは土砂のところだけ抱えて歩いて、あとは楽々サイクリングで向かうことにした。円原川は伏流水で人気で、こんな天気の良い日であれば、たいてい水を汲みに来たり写真撮ったりしている人がいるが、今は工事のため誰も来ないので静かだ。

川の水の透明度が高くて、所々青や緑に光っていて美しい。普段なら横目に見つつ車でスルーしてしまう湧き水ポイントなんかも、自転車だとちょっと止めて見に行ったりできてしまう。楽しい。うっかり洞窟という目的地を忘れそうになったが、今日もしぶしぶテンションサゲルートを最奥へと向かう。今日は、最奥上層をできるだけ終わらせるべく、3人で測量をやることにした。

今日のメインである上流ルートは上へと向かっていくルートだ。ちょっとしたクライミングポイントを「嫌~」とか「え~」とか言いながら、なんだかんだ登っていく非体育会系女子探検家たち。
測量は順調に進んだが、今日は夕方5時出洞予定なので余裕がなく、上層の支洞を2つ残して終了となった。どうせまだ測量しなきゃいけないところが何箇所かあるし…。一体あと何回来なきゃいけないのだろう~と指折りカウントする。前回「セミファイナル」と銘打ったのに、そっからが終わりそうでなかなか終わらないのである。

車の往来がないのをいいことに、夕暮れのゆるい下り坂を自転車で疾走し、爽やかに車に帰還した。工事中にまた自転車で来てもいいな~と意外な収穫を得た気分だった。







2020年8月19日水曜日

【新洞探査】限界ギリギリ熊本合宿その3

その3 8/14-16 京丈山(きょうのじょうやま)

本日から後半戦。前日に大西さんに偵察に行ってもらったところ、これまた林道が通行止めになっていたため、二本杉峠から登山道を歩いて京丈山を越えるロングコースに変更となった😂

大西さんと吉田さんの会話をラジオみたいに聴きながら歩いた。私はアウトドア業界に詳しくないが、大西さんは那智滝や称名滝を登るなどチャレンジングな活動をされてきた有名な沢のぼり屋さん。近野さんは著書も持っているそうだ。

体力温存でのんびり歩く私たちをよそに、縣さんの姿はもう見えない。奥の石灰岩エリアを見てくるから、みんなは手前のエリアを見といてと言い残して、さっさと先へ行ってしまった。登山口を朝9時に出発し、昼に京丈山山頂、目的のエリアに到着したのは14時半くらい。5時間以上かかった。斜面に岩盤が見えたので、4人で分かれて洞窟を探しながら、日暮れまでにキャンプ地で合流することにした。

今回も、石灰の露岩は沢山あるが穴らしきものはまったく見つからない。うーん、洞窟ありそうな雰囲気なのだが。露岩を追って下る内に、岩がなくなってきたので、諦めて谷に下り、テンバに向かっていると、小滝の横に立って入れる穴が開いていた。綺麗に開いているが、ここは石灰の地質ではないから、もしかしたら昔の坑道跡かもしれない。

テンバに着くと、私が最後で、近野さんはハンモックを、大西さんは持参のツェルトをセットしており、吉田さんと縣さんは枯れ木に火をつけようとがんばっていた。縣さんが釣ったヤマメを塩焼きにするのだ。20センチくらいのヤマメがちゃんと人数分、用意されていた。大西さんも釣竿を持ってきていて、薄暗くなった沢を遡っていったが、残念ながら小さいのしかかからなかったらしい。焚き火でこんがりと焼けたヤマメは香ばしく、身がふわふわっとしていて贅沢な味だった。

近野さんと私は、前半の教訓を活かして、ハンモックの下側にレスキューシートを巻いて保温に努めることとした。銀のレスキューシートをハンモックに巻いた見た目はシャケのホイル焼きそっくりだった。

本日の高低差 二本杉1100m 京丈山1472m テンバ960m 合計884m

2日目。ホイル巻のおかげで夜に谷風が抜けてもほとんど寒さを感じることなく、快適に寝られたが、さすがに朝は寒くて目が覚めた。縣さんと大西さんは手前の広い石灰エリアを見に行くというが、私は二人のスピードについて行ける気がしないので、吉田さん、近野さんと一緒に小さいエリアを見に行くことにした。途中、大西さんが沢で華麗に釣り竿を振っているのを谷の上から眺めた。見ていると、さっとヤマメがかかる。5匹(人数分)ゲットしましたよ~とニコニコしているのを見て、吉田さんが羨ましそうに「俺も釣りやろうかな~」と呟いていた。たぶん性格的に向いていないんじゃないかと思うけど…。

沢を離れて尾根を登っていくと、吉田さんと近野さんが来ないので心配していた。近野さんの足取りが弱々しいのを見て、このまま一緒にた行動していたら明日の帰りが大幅に遅れると吉田さんが判断し、いまから車に帰れと説得していたらしい。足の裏に大きなマメができていて痛そうだなあとは思っていたが、近野さんは常時マイペースで弱音とか吐かないので、さすが付き合いの長い吉田さんならではの配慮である。近野さんは登山道に向けて別ルートへ向かい、私は吉田さんとピーク近くで合流した。今日の行程は割と時間がたっぷりあったので、吉田さんがJETを4人でスタートした時の話や珊瑚洞のログハウスを作った時の話をしてくれた。

吉田さんに斜面を任せて尾根を超え石灰があるはずのエリアを歩くも、地質図通りに石灰が出てこないので、合流地点に向かって斜面を降りていくことにした。途中、石灰がちらちら出てきた。だが、自分のスタミナが切れかけていて、昼過ぎには石灰を見るために斜面を登り返す気持ちは早くも薄れていた。15時過ぎに早々とテンバ候補地に着き、しばらくすると吉田さんから連絡が来たので再び合流した。蚊に襲われながらハンモックを吊り終わったころ、縣さんから連絡が来て、大西さんと縣さんでヤマメをたくさん釣ったので、火を焚いておくようにとの指示だった。昨晩に引き続き、塩焼きヤマメパーティだ。

昨晩の苦労から焚き火の着火をマスターした吉田さんがあっという間に火を起こした。大西さんと縣さんが釣ってきたヤマメは大小合わせて18匹。食べる人が1人減ったので、それぞれ好きな焼き加減で、お腹いっぱいヤマメを堪能した。明日はやっと帰れる。

ヤマメパーティー
ヤマメパーティー


本日の高低差 テンバ960m ピーク1370m テンバ1112m 合計668m

翌朝、一人で早起きして、焚き火の残り炭に火をくべていると、突然バキッという音が聞こえた。私のところからは樹の陰で見えなかったが、なんと吉田さんの買ったばかりのハンモックが真っ二つに裂けていた。私がAmazonで買った2500円のカヤ付きハンモックなら壊れても納得だが。一体どんな使い方したらそうなるんだろうか。最終日でよかった。

再現画像

行きに5時間以上かかった道を戻るには、下り基調とはいえ辛かった。かかとの靴ずれが痛いのか足の裏全体が痛いのかよく分からなくなっていたけれど、あとは帰るだけと思えば、まだがんばれそうだった。しかし、他の3人はまだ生きが良さそうだし、あんまり遅れては申し訳ないと思いつつ、山頂付近の構造洞窟とその周辺を探索する3人を横目に、ひとり先を急ぐことにした。露岩帯の登山道はわかりにくいので、気がつくとふらふらと道をはずれていた。まあ、方向が合ってて石灰のあるところならいいかとGPSを眺めながら露岩を乗り越えると、足元に穴が開いている。おお、こんなところに穴らしい穴が!かがみ込んで小石を投げ込んでみる。そんなに高度はなさそうだが、ひとつあればまわりにもある可能性が高い。見回してみると、下の方に怪しいくぼみもある。荷物をおいて、見に行くとこれもちゃんと岩の溶けた洞口だ。5日間も探して何もなかったのに帰り道の最後で見つかるなんて〜😂


まだ手前のエリアを探索していた3人を呼び、一つ目の穴にフリーで降りる。底から横方向に続いていたが、10メートルほどで終わっていた。途中、アナグマの骨が全身残っていた。

くぼみの方は、高さがありそうなので15mの補助ロープで降りることに。ロープが足りなくて途中でつないだけれど、イタリアンヒッチで降りているので、ヒーヒー言いながらつなぎ目をやっとこさ乗り越えた。なんとか下に降り、横方向に続いているのは確認したが、ケイビングスーツじゃないと、狭いところでひっかかりそうだったので、とりあえず上に引き返した。

思いがけない洞窟探検で残り少ないHPが更に目減りした。あと1時間は歩かないと車に戻れない。それでも下り基調だったのでまだ良かったが、最後の最後に3回位アップダウンがあって泣きそうになった。ようやく山を抜け峠に抜けた時は、洞窟から出たのと同じくらいの開放感だった。昨晩の内に戻っていた近野さんが、車の中を整理して私たちの帰りを待っていてくれた。

みんなで茶屋でご飯を食べ、まだしばらく九州に残るという大西さんとお別れして下山した。

本日の高低差 テンバ1112m 京丈山1472m 二本杉1100m 合計732m