2020年2月8日土曜日

【ファン】多和田の風穴(2020/2/5)

活動内容:多和田の風穴
場所:滋賀県
日程:2月5日(水)参加者:まさ、かつお他立命館大学探検部
使用車両:まさカー・かつおカー
会計:なし
グルメ:特になし
電波: 洞口までは電波アリ(docomo)
注意点: 竪穴なためSRT技術必要



 多和田の風穴は関西の探検部の学生などがよく訓練に使う洞窟である。

 こういう訓練に手頃な竪穴は各地方にあり、例えば関東だと大久保の竪穴、秋吉台だと恵藤穴か無名穴の1ピッチあたりが同じような位置付けか。


 さて、多和田の風穴、途中の2ピッチまではSRTというロープを使って降りることができ俺も何回か行っている。

 しかし、その先は登攀が必要。
 実は洞窟探検家はロープで降りるのは得意だが、登るのはまた少しだけ異なった装備と技術と気合いがいるのでハードルがある。

 そのため、近年はその先に行く人はいない状態だった。


 そこで今回、立命館大学探検部員と最奥に向かった。

 第1 ピッチ、第2ピッチは立命探検部のかつお君のリギング。



 続く登攀箇所には、昔に立命探検部がコードテクニックでロープと入れ替えて登っていたという細引きが残されているが、上のアンカーの現在の状態がわからないので使うのは怖い。

 また、これとは別の方角から残置のダイナミックロープが垂れ下がっているが、この使い方も不明。


 今回は既設のアンカーの使えるものは使って、ダメなものは打ち替えて登攀した。
 借りて使ったPETZLアジェストという装備の便利さに驚愕。登攀は筋力が必要だと思ってたが、この装備はかなり軽減してくれる。

 登ってからは洞窟は少しロープで降りて、そこからもロープ無しで降りてわりと続いていた。
 かなり楽しい活動だった。


 ちなみに残置のダイナミックロープ、結局何に使ってたのかわからなかった。
 俺の知らない技術あるのかもしれない。洞窟探検技術はまだまだ奥が深い。と思いながら帰った。

 後日、細引きを設置したマスター級の洞窟探検家に聞いたが、あれは昔からあって彼も謎だと言う。


 何なんだろう…。

2020年1月21日火曜日

【ファン】風戸の穴&湯川第5洞窟ファンケイビング(2019/10/20)

活動内容:風戸の穴&湯川第5洞窟ファンケイビング 場所:岡山県
日程:10月20日(日) 参加者:おかさん・まみさん・くぼ・りょうくん・ようこさん 使用車両:おかカー・まみカー 会計:なし グルメ:まみさんが農家の方から貰った梨 電波: 満奇洞までは電波アリ(au)、その後は未確認 注意点: 新見市に許可をとる必要がある 満奇洞で集合し、準備を整えた。初めて出会うメンバーもいたため、軽く自己紹介。 その後風戸の穴へとアプローチ。 道中にあった小さめの洞窟に入りたくなってしまい、入洞。思っていたよりは深かったが、5分ほどで出洞。この際初めて岡山のカマドウマと対面することになる。今まで出会ってきたヤツらとは違い大きくてドキドキした。 出洞後、洞口を見つけるのに手間取り、JETのお姉さん方に山狩りをお任せする。 残された3人は山狩りのしかたが分からず、立ち尽くしていた。 結局おかさんが洞口を発見し、風戸の穴入洞開始!

重たい泥の道を歩くが、中はそれほど狭くない。屈まなくても歩ける程度の道が続き、周りの洞壁を見渡す余裕があった。風穴は携帯していた地図よりも支洞が多く、同じ場所を グルングルンしていた。その後奥へ繋がる道を発見した。

奥に行くにつれて段々白い岩が増えてきて、息を飲む。その時にはたまたま先頭を歩かせて貰っていたので、セーブポイントの岩ごっこをして後ろを待っていた。気分はラスボスの前である。



気持ちを整えて道を進めると、目の前に突然現れた巨大な支柱と広い空間。みんなすご〜いの声が止まらない。めっちゃ綺麗だった。涼くんが頑張って運んだカメラでたくさん写真をとった。
















さらに奥に進むと同じような空間がまた現れた。こんな広くて綺麗な部屋が2個も!全員テンションアゲアゲである。そして、今回の最奥で待っていたのはセーブポイントパート2。
ラスボスを倒した後に見えたこの白い岩はとても輝いて見えたし、実際本当に綺麗な「白」だった。近くには折れたまま残っていたストローもあったりとワクワク要素が詰まっていた洞窟だった。しかし、この下にはまだ部屋があるらしいということを知らされた。技術不足で今回は行けなかったが、まだまだラスボスではなかったらしい。今度いく時はもっと強くなってから最奥を見てみたいなと思っている。


湯川第3洞 風戸の穴から、出たあと腹ごしらえをして、湯川第3洞へ向かう。ブログで下見した感じでは物凄くドSな洞窟らしいので、少し緊張していた。アプローチは川から行いthe探検だった。しばらく川を歩くと洞口を発見した。洞口からは水が流れ出ており、これから出会う水穴の恐ろしさを予見していたのかもしれないが、この時は綺麗だなと思っていたくらいだった。 入洞後すぐに、体の半分が水に浸かる。この日は幸い晴天だったのと、洞内の水なこともあり震えるほど寒いわけではないが若干の不快感である。気にせずガンガン進むと、落ちたら水ポチャゾーンへ到達。下を通っても全然大丈夫なのだが、人間の心理的に水には浸かりたくない。幸い岩が滑らない仕様になっているため、サスケと思いながら通過。
しばらく進むと恐れていた、「水潜り」のお時間がやってきた。私は水潜り自体は初めてて非常にビクビクしていたのでゴーグルを持参していた。ケイビングをやっている人でゴーグルを使用しながら水潜りをするのは世界中で私くらいだと思うがやっぱりコンタクトが取れるのが怖いのである。ヘルメットを取り仰向けになりながら全員無事クリア。その後もガンガン歩みを進めた。
















次に待っていたのは第2の関門、めっちゃ小さな穴である。私は綿のツナギを着ており、基本広いところでもめちゃめちゃ引っかかる。それに加えて狭すぎる穴なので、押したり引いたりしなくてはならない。最初の方は抵抗していたが、途中で力尽き岡さんに後ろから押してもらう。やっとの思いで抜けたと思ったら中間地点で態勢を変えてもう1つ穴を通り抜けなくてはいけなかった。絶望しながらまた、体を動かし続けていた。
後から聞いた話であるが、涼くんはここで死を覚悟したらしい。私もこの洞窟に1人で入っていたら多分死んでいた。そんな死にものぐるいの思いで歩みを進め、待っていたのは「大きな滝」だった。今までの苦労があったからであろうか。なんとも言えない神秘さを感じた。その時は、小さい頃に見ていた流星群と同じで、口をあけて呆然とすることしかできなかった。その後、全員で滝の中腹へと向かった。途中、シャワークライミングの様に大量の水が降ってくる場所があり、早く帰りたくなった(笑)
滝の中腹からみた滝はシャワーを浴びている時に見える景色と同じでゴーグルをつけたくなった。シャワークライミングを終えて、また同じ道を帰還する。洞窟は同じ道が同じ道に見えない分山などより気が楽だが、小さすぎる穴と水潜りは寒かったので基本帰りたかった。無事に出洞し、川を遡行して、今回の旅は終了である。










2020年1月17日金曜日

【探検】年末合宿 熊石洞窟 探検(2019.12.28 - 30)

活動内容:探検
入洞洞窟:熊石洞窟
場所:岐阜県郡上市
日程:2019/12/28-30
参加者:鎌田、おかざ、近野、あがた、吉田、まさ、荒木
協力:洞口地主様、郡上警察様、郡上中消防署様
使用車両:鎌田カー、おかざカー、あがたカー、ちかのカー、まさカー
会計:なし(相殺)
宿泊:洞窟内
グルメ:鍋、ビール缶入り、茶豆腐入り、レストラン大滝苑
記録:おかざ、近野

綿密なタイムスケジュール(計画書は別途作成していますよ)

<近野・記>
ここ3~4年くらい?JETの年末は熊石洞窟です。
活動内容は、ゴミ掃除、洞内撮影などを経て、前回からは、図面に出ていない場所の登攀など探検を目的としています。

なお、伝統的に、熊石洞窟の入洞手続きのときは、入洞前の挨拶で、郡上中消防署に伺うことになっていましたが、今回の合宿の計画書を送った後で、わざわざ伺う必要はなく、電話連絡のみで良いとお知らせを受けました。

JETは去年あたりから、訪問を省略して、電話連絡のみとしていましたが、今回正式に要望があったので、今後は他の団体も同様にしたほうがいいだろうと、ジャーナルに掲載する方向になりました。

<おかざ・記>
1/28㈮朝、待ち合わせのコンビニで、吉本さん&荒木さんと合流し、熊石集落へ向かう。地主さんへの挨拶を済ませ、消防、警察、レスキュー担当のたたみんに連絡をして、林道内で準備。

第一ピッチは吉本さんがリギングしてくれるとのことで、久しぶりに会う荒木さんから、インドネシアのクライミングジムの話なんかを聞く。インドネシアでは、ボルダリングよりトップロープの方が人気らしい。ちなみに、荒木さんは30日にまた仕事でインドネシアに戻るとのこと。

いつもなら洞口からもわもわっと上がってくる湯気が温泉みたいに暖かく感じられるのだが、暖冬のため温度差も小さく、湯気の勢いもいつもより弱い気がする。

自分たちの荷物、プラス内部の探検で使う装備や食料で、合計9個のザックを3人で運び入れ、第二ピッチからボトムのホールへリギングしながら降りる。途中、午前中の仕事を終えて、後から降りてきたアガタさんも合流。全員でいつものテンバへ荷物を降ろし、一息ついてから奥へ向かう。

荒木さんは、明日来るまささんと最奥部分を探検したいので、そこまでのルートを確保するためにロープを張り、探検用の荷物を置きにいくという。
アガタさんは、月光の滝の手前にあるトレンチがどこに続くのか気になるので、トレンチの底の水流へロープで降りるという。

21時くらいにテンバへ引き返すね~と確認して、荒木さん、吉本さんと別れ、私はアガタさんについて、トレンチの下へ降りた。

意外と深かったが、底はすぐに狭くなって終わった。高い天井に開いている窓がどこと接続しているのかも確認した。

次に、アガタさんが登攀したい箇所があるというので、ついて行く。
ペツルのパルスを使ってアガタさんがチャチャっと登攀し、その上の狭い狭いトレンチを抜けると、見覚えのあるところに。。。月光の滝の下だった!。。。うん、あの狭いトレンチ、そういえば前も通った気が。。。

そう、前回私が滝の下から、吉本さんは奥のホールの下からアプローチして、接続を確認した箇所だった。前回は上から来たので見た目が違ったのと、初めて来る場所だという先入観があって、登攀箇所ではちっとも気が付かなかったのだった。。。

なあんだと言いながら、もう21時に近かったので、テンバに戻り、着替えて鍋の用意をし始めた。

すぐに二人も戻ってくるだろうと、ビールを開け、鍋も食べ始めた。
ところがあとの二人が1時間経っても2時間経っても戻ってこない。

24時になっても戻ってこなかったら様子を見に行こうということになり、心配半分と、泥だらけのケイビングスーツをもう一度着なければならない憂鬱とで、箸が進まなかった。

結局、また装備を着け、晩飯で重くなった体を引きずって、月光の滝まで戻ったところ、めでたくロープを上がってくる二人を確認し、ぶーぶー言うアガタさんと、またテンバに引き返した。

さらに1時間ほどして戻ってきた二人に事情を聞くと、荒木さんが前回見つけた新ルートの箇所が発見できず、落盤帯で同じところをぐるぐるしていたらしい。。。まあ、何事もなかったので、少し遅くなったけれど安心して寝ることができた。

<近野・記>
私は、12/29(土)からの参加。今シーズンはひどい暖冬で、まったく雪がない。

朝 8時 地主さんから駐車してもいいと言われた場所で、まさやんと待ち合わせ。
まさやん、2分遅れ、吉田さんに責められる。しかし、今までの人生で、まさやんは吉田さんに合計で10時間以上待たされている、と反論し、あわや小競り合いとなるところだった。

9時 入洞 先行組がリギングしてくれたし、荷物は少ないし、まさやんはどんどん降りていく。
吉田さんは、「写真撮って」と言って、撮影ポイントで待っていた。
「はいはい」と言って写真を撮る。

なぜそのサングラスを持って来たのか?



11時 ベースキャンプ到着 先行チームと合流。
荒木くん、まさやんは月光の滝の奥の新ルートをディギングに行く。

他のメンバーは、去年、途中まで探検した、ホールの上層に行く。
夕方5時ごろまでクラック沿いに進み、たどり着いたのは、既存ルートの上部だった。

ホールからの登攀ポイント。アンカーが効きにくくて怖い。

上層のクラックルートを進む

結局、既存ルートに降りるという結果

なぁんだ、と言って、おかざ、吉田、あがたは、既存ルートでベースキャンプへ帰る。
吉本・近野は、ロープとアンカーを回収しながら、同じルートを帰る。

今回、新たに導入したパルスを使った。初めて実際にパルスを触ったけど、簡単に回収できてしまう。本当にいいのか、これ。

ATCでダブルロープで下降しつつ、ピッチごとに回収。吉本さんと、あーだこーだ言いながら、のんびりと帰っていくと3時間もかかってしまった。

20時 登攀ポイントでおかざが待機していて、待ちくたびれていた。

ベースキャンプに帰って、寝ている吉田さんを起こして宴会。

みんなが具材を持ち寄って大量の鍋。コアなJETメンバーが集まるのは珍しいよ。

就寝は深夜だったか。
翌日は、昼12時に完全出洞なので、起きたらすぐに出洞だ。

12/30 8時 起床
鍋の残りを食べて、片付け。

吉本、吉田、近野は出洞開始するが、道中、全員が次々に便意をもよおし、行程は遅々として進まず。
おかざとあがたさんは、どこか登攀すると言って寄り道していたが、すぐに追いつかれた。

<おかざ・記>
朝ご飯の後で、のろのろと帰る準備をしていたら、吉田さんはあっという間にテンバから消えていた。
気が付くと近野さんも吉本さんももうホールに向かっていて、途中の登攀箇所の確認をやるというアガタさんだけが残っていたので、その後をまたついていった。

途中、一番はじめにロープを登りに行ったはずの吉田さんが、まだテンバのすぐ横にいて、どうやら道に迷っていたらしい。

登攀箇所は10mくらいで、今回もチャチャっとフリーで上ったアガタさんに、アンカーを打ってもらい、ロープを使って上にあがった。
測図には載っていないが、上方に向かって、割と天井の高いホールが斜めに続いている。上の方はコウモリの糞がたくさんある。

途中で、白い紙が貼ってある古いぼろぼろの木の板が落ちていた。紙の上をよくよく見ると、かすかに「熊石洞」「面図」の文字と、なんとなく熊石の断面図らしき形がうっすらと見える。ジップロックみたいなもののなかった数十年前の人は、画板みたいなものに測図を貼って持ってきたのだろうか。

カラフルなコウガイビル

初期の探検隊が置いたと思われる図面?

降りる時に、上でアンカーを観察していたアガタさんが、あ~けっこう動くな、やばいな~とつぶやいているのを聞いて、今更~と思いながら、ロープを繰るスピードが思わず速まった。
デフォでパルスについているハンガーをはずして、軽量化のためにつけているASアンカーが、パルスと相性があまりよくないらしい。 


<近野・記>
11時ごろ 近野出洞
12時 まだおかざ、あがたがロープ回収していたが、心配かけるといけないので、各所に途中報告。完全出洞後、再度連絡した。



外は雨。
このあと、装備を洗いに行くが、いつも行く安久田川のポイントは、工事で通行止めになっていた。第二候補のポイントに行って洗う。

帰りは、最近行きつけとなってきたレストラン大滝苑で夕食。

吉本、近野、吉田はそのまま一宮へ向かい、装備の片づけ。
あがた・おかざは、温泉に寄ったらしい。


ややこしくて、私はまったく把握していない図面

2019年12月25日水曜日

【活動・測量】てんごの穴測量 第7回かんむぎプロジェクト(2019.12.22)

活動内容:測量

入洞洞窟:てんご穴
場所:岐阜県山県市
日程:2019/12/22
参加者:鎌田、おかざ、石井、近野、あがた
協力:洞口地主様、地元自治会長様
使用車両:鎌田カー、おかざカー、あがたキャンピングカー、ちかのカー
会計:なし
宿泊:なし
グルメ:なし
記録:近野

恒例となった、てんご穴測量です。

8:00 商工会美山支所 集合 ⇒ 地主さんにカギを借りる

地主さん
「今日は、洞窟の中は、水が少ないだろうねぇ。
 ここ2日くらいは冷え込んだけど、それでも例年より暖かいねぇ。
 夕方から雨だよ。」などと世間話。
18:30ごろカギを返す約束をして、辞する。

8:15ごろ 円原伏流水付近の宝谷鉱山跡の前で、あがたキャンピングカー訪問

 前夜に、坑道を探検した話を聞く

9:00ごろ 出発
10:00ごろ 入洞

洞内は、地主さんの予想どおり、水が少ない。全体に水気の多い穴なので、水たまりだった場所は泥たまりになっている。洞内の空気の流れも少ない。

あがたさんは、測量しない。
てんご穴の上に位置する「あがた新洞」に残置してあるロープを回収しつつ、あがた新洞とてんご穴の接続を確認するため、あがた新洞から煙幕を焚く。
その後、山狩り(洞窟さがし)をしてから、17:00ごろに下山。

10:05ごろ 洞口近くの右手、あがた新洞接続ポイント候補①で石井さんが煙幕を焚くが、煙の勢いで煙幕の玉が転がっていき、水たまりに落ちてすぐに消えてしまったとのこと。
短時間に噴出したケムリは、洞窟の奥のほうに流れてきたので、候補①はどこにも行っていないのだろう。

10:10ごろ? 接続ポイント候補②のホール上層で、おかざが煙幕を焚いたらしいが、下のほうでは確認できなかった。煙はあっという間に上のほうに吸い込まれていったらしい。
7月に同じ場所で焚いたときは、風向きが逆で、ホールが煙で充満した。
しかし、あがた新洞のほうでは、煙は確認できなかったとのことで、あがた新洞は別の洞窟と結論づけられた。

11:00ごろ 近野・鎌田 本洞ルートの前回のつづき(191~)を測量開始
岡・石井は、いずれか未測量の支洞を測量する

近野・鎌田チーム。開始1時間以内で、スケッチをしていた近野が操作ミスをして、後半の基線がずれてしまう。

具体的な状況:
以前、測量した場所で、後から追加したポイントに200番を割り振ったが、今回の測量で200番に到達してしまい、既存の200番を2000番に変更したのだが、変更したときに「続きのポイントも番号をずらす」の設定にしてしまい、それ以降が全部採番しなおしに。ループ部分をつなげたところなども、お構いなしに採番されたので、どこがどこやらわからなくなった。

気をとりなおして、それ以降の図面は別ファイルを作成した。
基線がずれた場所は、バックアップファイルを見て修正することにする。バックアップは重要!!!

その後は、淡々と測量を進めるが、ループだらけでキリがつかない。17:00にタイムリミットとなり撤収する。

理想的なポイントゲッターの鎌田氏

ジプサム支洞の手前の狭い空間の奥 土の色が違うと鎌田氏が気づく


紫っぽい?赤でしょうか?



18:00 出洞 外は真っ暗で、ミゾレ混じりの雨。地主さんの情報どおり。

18:15 地主さんにカギ返却 リンゴをたくさんいただく。とてもおいしい。
しかし、食べきれないので、帰宅してからコンポートにしました。ごちそうさまです。

ちなみに、高知から通っている石井さんにも、文旦をいただいた。柑橘系果物は大好きだ。皮をドライピールにして食べようと計画している。


鎌田・近野チームの作業区域


岡・石井チームの作業区域


既存の図面は、短期間に作られたので、きっとやり残しがあると思って測量し始めたけど、やればやるほど、既存の図面の正確さに感服する。
限られた装備と時間で、ここまで作ったのはすごい。

あがたさん洞窟さがしの成果
てんご穴の上、あがた新洞のレベルを川の下流方向に進んだところで、-15m竪穴と100m?横穴を発見。2つは近接しており、報告済みのGM13とGM14であることを確認。
もう一つ、-10mの竪穴もあり。


つづく

2019年12月4日水曜日

【探検】ラオス遠征2019.11 Tham Nok Ang つばめ穴(2019.11.2-8)

活動内容:探検測量

入洞洞窟:Tham Nok Ang / Swallow cave/ つばめ穴
場所:ラオス バンビエン
日程:2019/11/2-8
参加者:吉田、近野、小川
協力:Green Discovery Laos, Mr. See, Mr. Riengさんと村のみなさん
使用車両:レンタカー Chevrolet 4WD
会計:合計405,805円+各自ラオスまでの交通費 ※洞外での食事、おみやげ代は別途
宿泊:San San Resort, 洞内
グルメ:大長今(韓国レストラン)、Lao Kitchen(ラオス料理)
記録:近野

プロローグ:
ラオス遠征は4年目。6回目。
今回は、2018年に途中まで探検測量した、Tham Nok Ang(つばめ穴)のつづき。

前回の探検では265.1mの深さまで到達し、時間切れで引き返した
長くなるので、後で役立ちそうなことをメインにまとめます。
探検記、報告は別途まとめたいという気持ちはある。


10/31(木)
10:15セントレア発、13:40ハノイ着(ベトナム航空)。ハノイで乗り換えてラオスへ。

乗り換え後のハノイ⇒ビエンチャンの便がラオス航空で、航空会社が変わるために荷物のスルーチェックインができず、いったんベトナムに入国して再出国する。

トランジット3時間なのに、入管にできた長蛇の列を見たときには、次の便に間に合うのか焦ったけれど、意外に早く進んで、荷物ピックアップ~再出国もスムーズ。

余裕で16:00の搭乗時間に間に合い、空港のレストランでフォー(6ドル)を食べる時間まであった。さすが近代大国ベトナム。そしてフォーの旨いことよ。

ハノイでは、広島からやってきた小川隊員(以降、かよちゃん)と合流した。
会うなり、「風邪を引いた」とマスクをして弱弱しい様子。
心の中で「気合いが足りんわ」と思ったけれど、若者?にそんなことを言ってはいけないので、心配するそぶりを見せる。


18:00 ラオスの首都ビエンチャンのワッタイ空港到着。空港タクシーでホテルへ行く。
空港タクシーは値段が決まっていて、市内までは7ドル(60,000kip、220バーツ)。割高感がハンパないけど、空港内にはトゥクトゥクがいないので仕方ない。
空港から市内への巡回バスが運行されていると看板があるけど、チケットカウンターには誰もいない。

19:00 定宿のバヤンコーン・インにチェックイン。
初ラオスのかよちゃんと、メコン川沿いのナイトマーケットを観光し、ラオスのゆるゆるパンツ(35,000kip)を買う。

20:00 ラオス在住のケイバー・テリーとガールフレンド・ノイに会う。
おススメのラオスレストラン「ラオスキッチン」で食事。

最近のラオスの洞窟事情を教えてもらったり、今後の探検について相談にのってもらう。
テリーは、がっつり洞窟オタクなので、話が面白い。

ラープ(ダック)
パパイヤサラダ
ジャウ(水牛の皮入りタレ)
川海苔
きのこスープ
レッドカレー(ティラピア)
(テリーにごちそうしてもらっちゃった!)

朝、ホテルの部屋のベランダを見ると椅子に何かくっついてる

近づいて見ると、ハチの巣!!ぐおーすげー!と喜ぶ。
椅子の下に蜂の子がパラパラと落ちていた。



11/1(金)
10:00 ガイド/通訳/ドライバーのトー ホテルに迎えに来る。Chevroletのかっこいい4WD。
昼 ビエンチャン・ワッタイ空港に到着する吉田さんを迎えに行き、合流。
12:00~12:50 酉丸(和食レストラン) 1409バーツ(324,000kip)
13:00~ 両替、Simカード買う、タピオカドリンク買う、肉まんなど買い食いする
14:30~ ビエンチャン出発
17:30  日没
18:00  バンビエン San San Resortチェックイン(装備を洗いやすいので、このホテルに)

San San Resortは、過ごしやすいステキホテル

ホテルの部屋割りが思っていたのと違っていたので、変えてもらいたいと交渉。
去年来たときは、ベトナム人のテキトウなお兄ちゃんがマネージャーだったけど、経営が変わっていて、融通が利かない。
部屋を変えてくれるのか、変えてくれないのか、はっきりしない。
部屋割り交渉で、この後数日間もめる。

夕食へ。トーが高級ホテル・インティラホテルのマネージャーに勧めてもらったという韓国料理屋・大長今に行く。うまい!
00:30  就寝


11/2(土) 別の穴に下見
トーの情報で、近くの山へ洞口を見に行く。
トーも行ったことがないので、どこにあるかよくわからず、村人に案内してもらう。
行ってみると、洞口は1300mくらいの山の頂上にあった。

車が通れる林道が無くて、山のふもとから生真面目に登って行ったので、どえらい時間がかかった。
かよちゃんは、登山に全く不向きな、ドタ靴を履いて来ていて、気の毒。

ランチタイム。かよちゃんは靴擦れの手当。
洞口は険しい岸壁を登り切った上にあった


洞窟は、ナナメに降りて行く横穴。一見、150mくらいで終わっているが、途中に横道があり、そちらが本洞か。
また今度行こう。
この日行った穴。中から見た洞口の様子。


9:00 ホテル発
9:30 村の案内人と合流。Mr.JamとMr.Pang。
12:30 ランチ
15:00 洞口
16:00 下山
18:30 下山完了(すっかり日が暮れる)

ホテルに帰り、また大長今へ。450,000kip
トーは、このあと結婚式へ。その後、明日のポーターの手配があるという。
ラオスは結婚式シーズン。


11/3(日)
Tham Nok Angへ行く。出洞は11/8(金)。
トーは、朝5時から荷物運びに雇った村の人の手配で忙しい。

朝、未だにホテルの部屋のアレンジの回答がもらえず、ホテルのマネージャーにキレる。
とたんに態度が変わって、部屋を都合してくれた。たまにはキレるのも大切だ。

7:00 パッキング
9:30 朝食
10:00 ホイさんが大型のトゥクトゥクで迎えにくる
10:30 ホテル発
10:45 ガソリンスタンド~買い物~シーさんと村長のリエンさん・ガードマンをピックアップ
12:00 入山ポイント手前の橋 トーがChevroletで待っていた

橋は手作りで小さく、車は通れない。Chevroletは浅い場所を選んで、川を渡る。
Chevroletが渡れなかったときのために、バックアップでもう一台4WDを待機させていた。
トーはいつも抜かりない。


林道手前の橋。去年は無かった。

12:20 林道ドライブ スタート
12:50 入山ポイント到着 (中国人の鉱山小屋)
ポーターたちは朝から待ちくたびれた様子。シーさんとリエンさん、ガードマンは食事する。

2018年に来たとき雇ったポーターは、高校生みたいな若い子ばかりでまったく仕事ができなかったが、今回はトーの村の人を呼んでくれたとのことで、みんな力強い。めちゃめちゃありがたい。
畑が収穫時期なので、10名頼んだけど、8名しか集まらなかった。


13:20 入山
13:40 休憩10分
14:15 休憩10分
15:15 山頂の岩場の下に到着
15:50 洞口に到着
16:20 トーや村人はみんな下山

入洞準備で、荷物の移動をしていると、17:00ごろから雨が降り始める。ときおり雷が鳴る。
かよちゃんと私は洞口近くにいたので、岩陰に隠れて雨宿り。
吉田さんは5mほど下の、猟師のビバークテントに隠れる。


18:40ごろ、ようやく雨が止んだ。
洞口付近は安全でないので、かよちゃんと私も吉田さんがいるビバークテントに移動し、夕食をとる。尾西のごはんとみそ汁、カレー。

猟師のビバークテントで、たき火しようとするが、木が濡れていて断念

20:00 引き続き、入洞準備で荷物を移動
22:20 入洞開始、個人装備以外は、ロープで荷下ろしする
24:30 かよちゃん入洞
25:06 かよちゃん 小部屋到着
26:00 近野 小部屋前に到着
26:20 荷下ろしロープの回収

小部屋へ行き、スナック、コーヒーなど食べ、27:00~28:00就寝
2018年に来たときは、3月でほとんど雨が無かったため、洞窟内は全く水が無かったが、今回は乾期とはいえ、夕方に少し雨が降る日が続いており、洞内の滴下水がかなり増えていた。
コッヘルに水を貯めて、食事や飲み水に使った。



11/4(月)小部屋の気温20℃
6:30~7:00 洞内のつばめが一斉に食事に出る
18:20 つばめ帰宅

この日は、結局何もしなかった。
初日に行った新洞確認で疲れていたところに、無理をしてつばめ穴に来たので仕方ないか、と思う。

23:00ごろ 洞外で雨が降ったらしく、小部屋の滴下水が増加

11/5(火)
4:00 起床 トイレ、食事、片付け
6:00 出発 2ピッチ目を荷下ろし かよちゃんが下で荷物受け取り
吉田さんは先に降りてルート作り。
前回、無視した、支洞を確認。

10:00 36Hキャンプへ かよちゃん、吉田さん荷下ろし。近野 未測量部分の追加測量
14:00 ロングピッチの荷下ろし 途中でひっかかって、近野が降りて伴走する
18:00 近野、吉田 -265m部分に到着
19:00 かよちゃん合流し、お茶・コーヒー・スナックで休憩
20:45 探検開始
21:00 つばめ 帰宅
23:00 アタックベースキャンプ設営

小部屋から出てすぐの下降ポイント
上を見上げるとまだ外の光が見える


-265m部分以降は、床一面がグアノでおおわれている。基本的には竪穴なので、地面があまりないのだが、わずかなテラスにもグアノが厚く積もっており、グアノから逃げられない。
―265m地点。降下地点の岩場以外はグアノだらけ。

―265m地点に落ちていたハシゴの残骸。
地元の人が中に降りようとして作ったそうだ。
人は落ちていなかった。

移動中はいいが、休息をとるためには、落ち着く場所を探さなければならない。
先頭を行く吉田さんが、苦肉の策で、広いテラスの隅に小さな空間を見つけて、ベースキャンプを設営した。こういうとき、吉田さんのクリエイティビティにはいつも感心する。


テラスの隅の狭い空間をベースキャンプとした。滴下水が激しい。


11/6(水)
8:00 起床
そろそろタイムリミットが迫ってきているので、吉田さんから計画発表。
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以降は、最小限の荷物でアタック・測量。最下部をめざす。
この日のうちに、ベースキャンプに戻り、寝る。
翌日(11/7)は登り返し、小部屋で仮眠。11/8は早朝から出洞。
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食事(尾西のごはん、韓国のりふりかけ、くらこん、モンベルのガーリックリゾット)

11:00 準備後、下降スタート
14:30 P27付近
18:00 最深部手前
20:20 最深部に全員到着 すぐに登り返して、ベースキャンプへ戻る

最深部は、狭い横穴になっていて、人が通れない隙間が続いていた。
カニがたくさんいるので、水流と接続しているはずだが、確認できず。

20:30 かよちゃん登り始め、近野は測量
21:30 かよちゃん、ベースキャンプ到着
22:30 吉田さん、ベースキャンプ到着
24:00 近野アンカー回収しつつ登り、ベースキャンプ到着
26:00 就寝

最深部から30mほど上のホールには、けっこうデカいカニがたくさんいた。


11/7(木)この日はひたすら外を目指す日
この洞窟に来る前から、吉田さんとの話題に上がっていたのだが、荷物が多い!
今回、3人チームでバッグは11個だったので、単純に一人3~4つのバッグを運ぶことになるのだ。

全行程430m余りとなったこの竪穴を、全ての荷物を持って出なければいけない。当然だけど。

タイムリミットがあと1日となり、バッグをどうやって運ぶか。決断が迫られていた。

8:00 起床
11:40 出発
12:30 下層へ残したロープ、引き上げ完了し、登り始め
15:30 近野(ラスト)-265m地点に到着
16:00 かよちゃん、一段上に登り、荷上げ(荷物全部上げてみる)
20:00 いろいろあって、ようやく荷上げ完了

この20mほどの短いピッチで、トラブルがあり、なかなか荷物を上げることができなかった事実により、一気に戦意喪失した一同。

「もうロープは置いて行こう」と決断。
「すぐにまた取りに来る、絶対」と固く誓う。残置するロープは600m、バッグ3個分。

荷物の重さに加えて、下層部分で大量のつばめのグアノにまみれて、ロープを登るときにグアノで滑ってしまい、動きに負荷がかかる状態だったのも大きな要因。

21:00 ロングピッチの下で、滴下水で装備を洗う

無言で装備を洗う。このときのドンヨリした空気は写真には写っていない。


24:15 吉田さん、トップで登る
25:44 吉田さん、36Hキャンプ到着
26:54 かよちゃん、36Hキャンプ到着

11/8(金)
5:30 近野、36Hキャンプに到着すると、そこで吉田さんが仮眠している

トレンチフットの症状がひどく、動けないらしい。

そのころ、ちょうど、かよちゃんから小部屋に到着したと無線が入る。
吉田さんに声をかけるが、起きる様子がない。
もう時間がないので、出発しないといけない、とだけ伝えて引き続き登る。

7:00 近野、小部屋に到着。かよちゃんと合流。少し休憩。

ここで、全員がトレンチフットになっていることが分かった。
私も初めて靴を脱いで確認し、しばらくサンダルに履き替えて足を乾かす。そんなにひどくはない。

トレンチフットについてはこちら参照

トレンチフット。ふやけてるだけに見えるけど、溝が深くてヒリヒリする。
悪化すると、出血するらしい。

村の人たちが、10時に洞口に迎えに来るので、あまり休んでいるヒマはない。
彼らが洞口に来た時点で、だれも外にいないと心配されるので、とりあえず私は荷物無しで外に出ることにする。

9:00 吉田さんが小部屋に到着。入れ替わりで私は登り始める。

10:00 近野、出洞

洞口には、なじみのシーさんや村の人たちが集まっていて、私が登っている様子を見物している。
携帯でめっちゃ写真を撮られた。

とりあえず、荷物を洞口からロープで引き上げようとするが、持っているロープが短いし、70mの距離をトラブル無しに引き上げられる気がしない。

各自が荷物を持って上がることになり、私はもう一度下に降りて、吉田さんから荷物を受け取り、登り返す。

13:30 吉田さん出洞
14:15 かよちゃん出洞

かよちゃんは疲れ果ててゾンビ状態だが、ずっと笑顔。こーゆー人柄は本当に偉大。

村人たちは待ちくたびれていたが、私たちのドロドロの顔を見て笑っている。
洞窟はどれくらいの深さだった?と片言の英語で聞かれたので、430mくらいだよ、と答えると、みんな目をクリクリさせて驚いていた。

仲良しのシーさんと記念撮影。みんなヒドイ顔。


荷物を仕分けして、村人に持ってもらい、岩壁を降りる。
岩場の下に、GDLのガイドのソーン君が待っていた。岩場が怖くて登れなかったらしい。

この日、いつものガイドのトーは、別の仕事で留守だったので、ソーン君が代わりに来てくれたのだ。まだまだ経験が浅いが、英語が話せるだけでも非常に助かる。

ソーン君は東北の震災の後、3か月間、復興ボランティアで日本に来たそうで、少し日本語を話せる。ラオスからボランティアに来てくれた人がいたのか、と驚いた。
ありがとう、とお礼を言った。

しかし、若いソーン君は、小生意気だった。彼のおしゃべり(自慢話)を聞きながら、下山。
17:30が日没で、17時には山は暗くなる。
村人たちは、ほとんどがヘッドライトを持っていないので、みんな焦って下山して行った。

ゾンビかよちゃんの下山だけは、ひどくスローだ。
優しいシーさんが心配して、ずっとつきそってくれるのを見て、私と吉田さんは早々に見捨てて、足早に下山した。

入山地点の、鉱山小屋で、かよちゃんとシーさんを待つ。
車が一台しかないので、先に下山した村人たちを村に送ってもらった。

日が暮れ始めたころ、かよちゃんとシーさんが下山してくると、ソーン君が「ごはん、食べましょう」と村で買ってきた食事を広げてくれた。
カオニャオ、おひたし、乾燥肉など定番のラオスのローカルフード。
みんな飲まず食わずで疲れていたが、和やかに食事しながら、車が戻ってくるのを待った。



ホテルに戻ると、かよちゃんはとりあえずシャワーを浴び、吉田さんは装備洗いモードにスイッチ。
吉田さんとかよちゃんは、翌日の夜のフライトで帰国するので、のんびりしている余裕はないのだ。

ホテルの人に大きなタライを借りて、吉田さんが風呂場で全装備を洗う。
ロープが無いので、比較的装備洗いは早いかと思ったが、グアノに油分が含まれていて、せっけんを使わないと落ちなかった。

私とかよちゃんは、洗い終わった装備を、次々に運んで、部屋の前の庭に広げて乾かす。
広いホテルで良かった。

他の宿泊客に「何してきたの?」と聞かれまくる。

その日は、またおなじみの韓国料理、大長今に行って乾杯した。

11/9(土)
朝、吉田さんとかよちゃんは、大急ぎでパッキング。

部屋の外に干した装備たち

バッグやカラビナは、ロープにかけて干した。
シーツはハウスキーピングの人のものです。

バンビエンからビエンチャンまでは車で4時間かかるのだが、ビエンチャン周辺は渋滞がひどい。
さらに、この日はタートルアン祭りの日で、首都ビエンチャンのタートルアンという大きなお寺に国中の人が集まり、盛大な儀式が執り行われるのだ。
ソーン君は、仏陀の誕生日だよ、と言っていたけど、灌仏会は春だから違うよな...。

とにかく、11時ごろにはバンビエンを出ないと、間に合わないかも、とソーン君に言われていた。

10時半くらい、早めにソーン君が来た。
吉田さんたちはまだ準備中だったので、とりあえずソーン君と私で両替ショップに行くことに。前日の村人に払う謝礼を、お金が足りなくて払えなかったのだ。

私が両替から戻ったあと、吉田さんとかよちゃんはソーン君の運転でビエンチャンに旅立った。

私はあとまる二日、11日まで部屋に残り、装備の乾燥と片付けをする。
一人で片付けをするのは、2回目。なんだかこれが標準になりそうでイヤだけど。
まぁ、大変だが、一人でのんびりやるのは得意。

40分後くらい、私が一人ゆっくりと風呂場で自分の装備を洗っていると、かよちゃんが不意に部屋に戻ってきて、また去っていった。
パスポートを忘れて、取りに帰ってきたらしい。
あとで、ソーン君がみんなに言いふらしていた。


ラオスの乾燥した空気と太陽で、装備は次々と乾く。
乾いたものから写真とメモをとり、パッキングする。
去年から、トーの家で装備を預かってもらっているのだが、預かってもらう装備は、次回は持ってこなくていいので、とても助かる。

8割程度、まとめたところで、ソーン君に連絡して、翌日の昼に預かり荷物を取りにきてほしいと頼む。


夜になって、急に体調が悪くなる。
去年、NHKの撮影で来たとき、カメラマンの男の子が高熱を出して3日間寝込んだのを思い出して、不安になった。

とりあえず何か食べないと、と思い、Luang Prabang Bakeryに行ってパスタを食べる。
ここのパスタは、ちゃんとしたイタリアンレストラン並みのクォリティーなので、安心して注文できる。
思ったのと全然違うものが出てきて、びっくりするのは、具合が悪いときはちょっと辛いのだ。

普通のカルボナーラ...。ありがとう、ルアンパバーンベーカリー。

11/10(日)
朝、やっぱり具合が悪い。
どうしよう。
まだパッキングも途中なのに...。
明日は帰国なのに...。
面倒くさいな。
やっぱり一人で残るのは良くないか。

と思っていたが、昼前までゴロゴロしていたら、ケロッと治った。
疲れていただけか。
大丈夫だった。

ふたたび、パッキング作業を開始し、完了したころ、GDLのマネージャーのトンクーンから連絡が来る。
彼はいつもはビエンチャンにいるのだけど、この日は仕事でバンビエンに来ているらしい。
久しぶりだから会いましょう、と。

パッキング完了した残置装備。13個。


おお、トンクーン!
彼はラオスでは珍しいキレ者で、ハートも暖かく、私が一番頼りにしている人なのだ。

ソーン君がホテルに荷物を取りに来たときに、ちょうどトンクーンもやってきた。
みんなで、高級ホテル・インティラホテルのカフェに行き、夕日の沈むナムソン川を見ながらビアラオブラックをごちそうになった。
そのあとはトーの家に行って、トンクーンの手料理をごちそうになった。(トーは仕事でいないのに、勝手に!)

ライスワインを飲みながら、料理ができるのを待つ。
トーの家は広い。ここは台所。

カオニャオ、チキンスープ、インゲンのおひたし、チキンラープ、菜の花の塩ゆで。
マーケットで買った食材はどれも美味しかった。

今回、荷物運びに来てくれた村の人も呼んで、お約束のエンドレス乾杯で、私はヘベレケになってホテルに帰った。
いやー、しかし、トンクーンに会えてよかった。
次の探検の話やら、過去の探検の話やら、いろいろできたし。
メールやWhatsappでもやり取りしているが、やっぱり直接話ができると違う。


11/11(月)
帰国の日。
10:00 ソーン君が迎えに来てくれる。
ビエンチャンまでのガソリン代(400,000kipくらい)を払うお金がないので、ATMに寄ってから出発。

車内では、ソーン君の小生意気な自慢話がノンストップなので、早々に寝る。

12:30 サービスエリア的なレストラン/コンビニで休憩

私「お腹すいたから、ライスヌードル食べたいな」
ソーン君「僕はお腹すいてないよ」

君の腹具合は聞いてないんだよね。と思いつつ、「ここで食べるわ、待っててね」とレストランの外の席に座る。

私はチキンのライスヌードルを注文。
ソーン君は、メニューで一番高い、シーフード盛り合わせを注文。
もちろん、支払いは私なのだ。いいけどね、言ってもそんなに高くないし。

ソーン君のシーフード盛り合わせは、注文して30分くらい経っても出て来ない。
私のライスヌードルは30秒くらいで出てきて、すぐに食べ終わってしまった。

どないなっとんねん、腹の減ってないガイドの食事待ちって...。と思うが、時間はあるので、別にいいのだ。
世間話をしながら、のんびりしていると、満を持してシーフード盛り合わせが登場。

ソーン君「僕、お腹空いてないから、食べてね」

どないなっとんねん、と思いつつ、ほとんどエビだけの盛り合わせを恐る恐る食べる。
そもそも、シーフードと言っても、ラオスには海が無いのだ。
どこからきたシーフードなのか?
隣国のタイか?どうせ冷凍だろ。
ソーン君、しょうもないもん頼みやがって....。

ところが、エビうまーーーー!!!
小ぶりだけど、ジューシーで味のしっかりしたエビでビックリ!
ニョクマムにつけて食べると絶品だよ。でかしたソーン君。

私「このエビってどこで捕ったの?」
ソーン君「川だよ」

えー!川のエビ、うまい!せやけど、シーフードちゃうやん!

ふたたび、車に乗り込み、速攻で寝る。
気が付くと、空港の入り口だった。
ソーン君にあっさりと別れを告げて空港に入る。

チェックインは17:30からなのに、着いたのは14:30だった。
渋滞を恐れすぎて、出発が早すぎたようだね。遅くなるよりはいい。

空港で待ち時間は長かったけど、GDLへの支払いの確認やお土産の物色などでヒマをつぶした。
帰りはずっとベトナム航空の運航なので、スルーチェックインできて楽だった。

関係ないけど、ベトナム航空の機内エンタテインメントの映像は、オープニングがソンドン洞窟でのケイビングツアーのイメージで始まるので、見るたびにワクワクできてよかった。
今まで、いつもタイ航空だったけど、ベトナム航空は安いし、ハノイ空港はキレイでごはんも美味しいし、これからはこっちかなー。
いや、来年からは熊本発のラオス航空の直行便が就航になる予定だから、そっちも試さないとな。


おしまい