活動内容:新洞探査
入洞洞窟:なし
場所:高知県物部川流域
日程:2019/8/12
参加者:あがた、おか
使用車両:あがたカー
宿泊:車中記録:おかざ
お盆休み合宿の手始めに、高知の新洞探査に行った。
といっても、初日の参加者は縣氏とおかだけなのであった。
JETでは、2015年の夏合宿も四国に新洞探査に来たのだが、かんばしい成果がなくて、四国カルストへのあきらめ感があったせいかもしれない。
吹田SAで夜中に乗り合わせる予定が早く着きすぎ、うたたねしていたら寝坊して、縣氏に待ちぼうけを食らわしたあげく、目が覚めたときにはもう置いていかれており、焦って連絡し、なんとか戻ってきてもらって宝塚で乗り合わせた。深い反省の意を表して、淡路島から現地まで深夜の運転手となる。徳島で高速を降りてからの下道がだらだらと長い。なにしろ徳島を横断して高知の東端に行くのである。
朝7時半ごろ別府峡(べふきょう)に到着。前回もここで泊まったなと記憶が蘇る。橋詰に間抜けな顔をした熊の立像があり、今回も気になって、その由来をググったがわからなかった。
雨が降っていたので仮眠をとり、雨が上がった所で石灰のエリアを見に行く。
水が流れてきている沢の横に車を停めて登りはじめる。途中、右岸の壁に立派な穴が開いていたが、残念なことに続いていなかった。
上流は滝になっていて、両側は崖なので高巻くこともできず、諦めて迂回ルートから尾根の方へ登る。
地図上に載っている岩盤の基部に洞窟がないか確認したいのだが、ざれざれの急斜面で全然岩盤に近づけない。四国の石灰はもろくて、支えになりそうな岩がなく、うっかり岩を掴むと辞書サイズの岩がすぽっと外れて落ちそうになったり、岩が上から雪崩れて来て手を潰しそうになる。そういえば、2015年に仲間が愛犬と一緒に斜面を転げ落ちたのも四国であった(無事)。
岩盤下をたどって行く予定だったが、このままでは時間がなくなりそう。岩盤上の探査をして東に向かう縣氏と無線で相談し、私はルートを変えて、さっき下から見た滝の上に出ることにして、尾根を超え反対の谷を降りていった。
ところが、30メートル位下に谷川が流れているのは見えるのだが、自分がいるところより下は崖になっていて、フリーで降りるのは怖そうだ。岩がこんなにもろくなければ、チャレンジしていたかもしれないが…。沢の下流にはいくつも滝があるらしく、足元の岩が落ちて、滝の段差を落ちていく音が聞こえる。谷に反響するその音にビビって踵を返し下山。ちょっとでも入れる洞窟があれば、もう少しテンションも上がるのだが。
結局、岩盤上の石灰も途中で途切れていたらしく、今回もまた成果はなかった。四国カルストはただでさえ険しい上に、こんなぐずぐずの岩場に洞窟がどうやってできるのか想像が難しいのであった。それでも、ある時はあるんだよな~と帰りの車中で話しながら、阿波おどり初日で盛り上がる徳島市に寄り道し、次のステージ岡山へと向かったのであった。
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