活動内容:竪穴訓練
入洞洞窟:入見穴見戸の穴・椿穴
場所:山口県秋吉台
日程:2019/9/30(月)、10/1(火)(ど平日)
参加者:近野さん、いのっち、かよ/特別参加?よいよいのヤッスー
協力:秋吉台科学博物館様
使用車両:ヤッスーCar、かよハイエースくん
会計:ヤッスー。ひとり2700円ぐらい?
宿泊:秋吉台オートキャンプ場
車一台&テントひと張 5000円+ゴミ代1000円 AC電源、BBQ台、流し台つき。
入ってないけど目の前にトロン湯温泉や景清洞あり。
グルメ:BBQっぽいこと
電波:入見穴見戸の穴は車道でぎりぎり・椿穴は洞口でもOK
記録:かよ
プロローグ
「私を竪穴につれてって❤
しかも、経験したことのないシビれるやつに。」
近野さんにそう言ったのは、たしかに私である。
私ではあるが、なんであんなこと言ってしまったんだろう。
一本のロープにぶら下がり、私は激しく後悔していた。
「そんな怖いことして何がたのしいの?なんで行くの?」
幾度となく人に問われてきたが、今回その事を何度も何度も自分に問う羽目になるとは
おねだりした時点では思わなかったのだ。
9:00 秋吉台科学博物館に集合
近野さんは、いのっち&ヤッスーの奈良組と相乗りで。私はハイエースで。
いのっちはJETに入隊して初めての参加!
ケイビング連盟奈良支部の人で、一緒にSRTの訓練をしたことがあり、久しぶりの再会だった。
そうだ竪穴デビューも井倉上の穴で一緒にしたんだった!
そんなこともあって親近感をもっており、JETに入隊したと聞いた時は同期ができたようでうれしかった。
ヤッスーはいのっち&ちくちゅーと共に奈良でよいよいなんちゃらを運営しているガイドさん。
彼はガイドとしての見聞を深めるために博物館や観光洞をまわるそう。
えらいな~。と思ったら実はSRTのテストもパスしてるけど、高いの怖いからだって。
意識は高いのか低いのか。(・.・;)
同じく彼とははじめましてのはずの近野さんの口ぶりから
何となく彼はネタが多いように感じたが
ここからは別行動なので夜を楽しみに一旦お別れをした。
数日前に手に入れたばかりのハイエースに3人分の荷物を積み込み、私の運転で出発です。
ちなみに人と共用の車なので毎回出動できるとはかぎりませんが・・・。
いつも気を利かせてアレコレ教えてくれる、まささんからの案内メッセージを頼りにすすむ。
未舗装の細い山道をガンガン走る!
尖った石灰石がごろごろしてるボコボコの道。
ひええええ!!これパンクするんちゃうか?!
まだハイエースのお金、
一円も払ってないのに・・・!!
もうずっと電波もギリギリなので、
切れちゃう前にと近野さんが博物館に入洞連絡をしてくれた。
何とか車を停める場所をみつけて出動準備→いざ登山!!
ビビりながら覚悟をきめて登り始めたが、
近野さんがあっという間に洞口をみつけてくれた。さすが…💕
入口は横穴で、何となくイメージしてたよりは大きく感じた。
11:30 入洞
入見穴見戸の穴[いりみあなみどのあな]
ドレミファソラシドみたいで、どこで区切っていいのやらと思っていたら
「入見」にある「穴見戸」という「穴」なんだって~。
リギングは近野さんがしてくれる。
未だ竪穴の経験が浅く役立たずな二人は見守るのみ。
なんだかトリッキーなリギングみたいだった。
縦横複合のこの穴は、ちょこちょこ鍾乳石もみれたり
途中では二段ベッドのような楽しい空間も!
チムニーでおりる狭いとこでは縦装がひっかかってアワアワしたり。
最近、溶岩洞続きだったから石灰洞は変化に富んでてたのしい♪
縦部分も経験の浅い者としてはけっこう高さのある穴で、
どきどきしながら何とかクリア。
第5ピッチまでいったのか?
キリのいいところまで降りたら時間がギリギリだったのでさっさと登り返して脱出することに。
なかなか二人が出てこないなと思ったら帰りにいのっちは挟まってしまい格闘していたらしい💦
19:00 出洞
「おなかすいた~!肉~~!!」
わーわーいいながら暗い道を走る。
それにしてもだよ、すっかり運転を私任せのお二人さん。
まだ知らないのである。
私は友人間では有名な方向音痴のおっちょこちょいなのに・・・
手に入れたばっかの乗りなれない車でテンパッてるのに--!
もっと私を疑ってくれー!!と懇願し、
みんなでナビをみながら何とかキャンプ場に到着♪
待ちに待った肉タイムです❤
すると!
そこで待ってるはずのヤッスーがいないではないか!!
そう、ここは秋吉台家族旅行村。
予約してあるのは秋吉台オートキャンプ場。
まったく別の場所でした~★
運転手の私と助手席のいのっちもわるいが、
予約してくれた近野さんまで違う場所を目指していることを気付かなかったのだっ!
三人もいて気づかんとはどゆこと~~w😂
ハラペコMAXで思考回路が停止した3人は
さらに15分かけて無事オートキャンプ場についたのでした。。。
さあさあ、今度こそ洞窟以上に楽しみにしていたBBQ!!
肉と酒の時間です❤
最寄のスーパーは19:30までだったので、ヤッスーが気を利かせて買い出しをしてくれていた。
…が!なせか買っていたのは
焼きそばと細切れ肉が中心!!
どうやらBBQをすることをしらなかったらしい。
なぜだ~ヤッスーよ~~ww
こちらは近野さんが事前に買い出ししてくれていた食材。
今回は申請から装備の準備に片付け、リギングまでフルコースで近野さん!頭が上がりません。
みんなさすがの手際のよさ。各自てきぱきと準備をし、そそくさとカンパイ♪
男性陣が焼きそばやプルコギみたいなの作ってくれておいしかった。
炭水化物と肉がしみわたる~❤(温泉は20時までなので断念)
2019/10/01(火) 二日目
7:00 起床&準備
さて、昨日別行動だったヤッスーがなにをしてたかというと。
パンクしていた。
9:00 活動開始
今日もお世話になります、近野先輩💕
椿穴[つばきあな]
かわいらしい名前とは裏腹。洞口すぐにリビレイがあるものの
そこからはまっすぐ下に向かってドーーーーンと底までワンピッチ!!
90mの竪穴なのだ。
引きつった笑顔。
もうこの時点で帰りたかった。
高いのまったくダメで、ジェットコースターの類もお化け屋敷も大嫌い。
お化け屋敷は関係ないか…。
…なのになんでこんなことを志願してやっているのか?
そりゃもちろんステップアップのためである!負けるな私!!
100mのロープは重い。
たくしあげながらすこしずつ降りて行くが、底に着くまでアンカーなしで
一本のロープのみに命をあずけるという行為は、
今思い出しても心臓がキュッとなる。
手に汗かく。
呼吸もあがる。
ドキドキする。
トラウマになっとるやんけ…。
底までつくと、なんだかくさい。
あたりを見ていた近野さんがちいさく「わっ!カエルが死んでる」と声を上げた。
近野さんともあろう方がカエルの死体ごときでどうしたんだろ~?
と見てみたら、手のひらはあろうかというでっかいカエルだった。
そらくっさいわ!!
しかも近くにはまあまあのサイズのヘビの死体まで。
いったいここで何があったのか?
カエルにとってはまさに地獄の底であったろう…。
いのっちも降りてきたのでさらにその下をフリーで降りて確認。
臭いしさっさと出ようということになった。
上りはうっかりするとビヨンビヨンして、これまた生きた心地がしない。
何度もやめたくなったが
やめたところでなんの解決もしない。
また気持ちを奮い立たせて登る。
パニックになりそうな自分と隣り合わせで何とか上まで登りきることができた…。
デリギングはいのっちが初挑戦。
お疲れ様でした!
みんなと話すと、
全員が「なんでこんなとこに来たのかの後悔」と「なんとか登らずに終わる方法はないか」がもれなく頭をよぎったという…。
そんな極限の状態だったにも関わらず
終わったら「楽しかったね~♪」と笑顔で言ってしまうのだった。
自覚していたけど、やっぱり変態の集まりだと思ったのでした!
おわり。