2020年8月16日日曜日

【新洞探査】限界ギリギリ熊本合宿その1

その1  8/10 ガシラ洞探検(新洞)

シラガ岳の尾根にある竪穴だからガシラ洞(縣さん命名)


朝10時に阿蘇くまもと空港で吉田、縣、近野をピックアップ。台風5号が南を通るらしく、空模様が怪しい。買い出しをして、白滝公園に着いたころ、強い雨が降ってきた。雨雲レーダーによれば、1〜2時間後にはあがる予報なので、公園向かいのカフェでお茶をして時間をつぶす。

縣さんのオヤツ、カメロンパン


雨脚が弱くなったので、白髪岳への林道へ向かうも、すぐに「通行止め」の看板にぶち当たってしまった。人吉ほどではなくとも、先月の大雨の被害は熊本のいたる所に出ているようだ。しかたなく、南から国見岳を越える遠回りの道へ切り替え。1時間弱、やや荒れた山道を走り白髪岳山頂付近に停車した頃には雨も弱まった。


10分くらい歩くとガシラ洞の洞口に着く。白髪岳の尾根は、苔生した露岩がたくさんあり、雰囲気の良いところだ。近野さんと吉田さんが測量をやってくれるというので、私は縣さんに続いて洞内に降りる。下向きのクラック状に開いた第一ピッチの底には縣さんが広げた泥まみれの隙間があり、チムって降りるとまた狭い岩の隙間、その先からが未踏の竪穴だった。15メートルくらいのピッチに縣さんがアンカーを打って降りると、底に穴があり、まだ続いている。だが、螺旋状の狭いクラックで通り抜けができない。縣さんと代わりばんこでチャレンジするが、どうしても身体のどこかがつっかえて抜けられない。下向きなので、ぐいぐい行って戻ってこられるだろうかという不安もある。結局、先は諦めて、ここで終わりとした。残念だが、最後のピッチは天井が垂直に高く、十分に立派な空間だ。

探検班の役目は終わったところで、測量班は降りてくる気配がない。最終ピッチを登り返すと、降り口のもっと手前で近野さんが一人で測量をやっている。吉田さんは、二つ目の狭道で胸板が引っかかって先に進めないのだそうだ。私と縣さんが最終ピッチをもう一度降りて測量を完了した。穴を出る頃にはもう暗くなりかけていた。夕暮れのアブから逃げるように車に戻った。

停車場に戻ると、草むらに吉田さんの新品のガーミン(GPS)が落ちていた!出発前に近野さんに使い方を教わっていたのに、1mも進まない内に落としたらしい😓失くさなくてよかった。再び雨が降り出した。慌てて装備をレンタカーに放り込み下山完了。

計画が押して、時間が遅くなったので、五木村にはご飯を食べる店もコンビニもない。それならと、翌日の活動エリアに移るべく、二本杉峠を越え、1時間半くらいかけて美里町へ下りた。夜中前に着いた大きめの道の駅にはキャンピングカーが一台停まっているだけで、コロナの影響だろうか、お盆休みとは思えないほど閑散としていた。下界は蒸し暑く、夜中にまた激しく雨が降ってきて寝苦しかった。

本日の高低差 パーキング1175m 尾根1230m ガシラ1191m  合計94m

その2 8/11-13 天主山 につづく


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